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クーペを想わせる流麗リヤエンドのメルセデス・ベンツ『Eクラス ステーションワゴン』

2016年11月30日 17:11  AUTOSPORT web

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メルセデス・ベンツ新型『Eクラス ステーションワゴン』
自動運転の未来を予見させる数々の先進技術を搭載して話題となったメルセデス・ベンツ新型『Eクラス』に、ファミリーの両輪となるステーションワゴンが登場。クーペを想わせるリヤエンドの造形と、セダン同様の上質なインテリアに、圧倒的積載性を誇る大容量ラゲッジを持つメルセデス随一の万能モデルとなっている。

 流麗なルーフラインと合わせてCD値(空気抵抗係数)0.28という優れた空力性能を備えるボディ形状ながら、最大の特徴となるのが1820リッターの大容量を実現したラゲッジルーム。

 リヤサスペンション取付位置をステーションワゴン専用とすることで、フラットな荷室空間を実現したうえ、40:20:40の分割可倒方式を採用した後席バックレストは、ラゲッジルーム左右または後席左右のスイッチで簡単に倒すことが可能となっている。

 また、リヤバンパーの下側に足を近づけることでセンサーが感知し、手を使わずにテールゲートを開閉することができる「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」も全モデルに標準装備。さらに、リヤエアサスペンションに電子制御のセルフレベリング機能を備えることで、乗車人数や積載量に関わらず一定の車高を維持することで卓越した乗り心地と運動性能を備え、隔壁がないことによる音や振動に対しても、リヤセクションを専用設計し、ボディ底面を補強することで剛性を高めて対処した。

 ワゴン特有の騒音に対しても、ボディ各部(バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リアシート下部、ホイールアーチ等)に遮音材を多く備えることで静粛性を高めるなど、プレミアムステーションワゴンセグメントで頂点と呼ぶにふさわしい仕上がりとしている。




 エンジンはE200、E250用の直噴4気筒ガソリンターボ2種と、同排気量ながら先代よりシリンダーピッチを縮小(94mm→90mm)し、エンジン全長の小型化を実現したE220d用の新開発4気筒ディーゼルターボ、そしてE400の3.5リッターV6直噴ターボと、AMG用となる401PS/520Nmを発生する3.0リッターV6直噴ツインターボが用意される。

 トランスミッションは全車9速ATの「9G-トロニック」となるが、特筆すべきはこれまで左ハンドルしか対応されなかった4WDの「4マティック」に、待望の右ハンドル仕様が用意されたことだろう。

 また、セダン同様に全車速追従&ステアリング操舵を担う「ドライブパイロット」に、ウインカー操作でレーンチェンジを行う「アクティブレーンチェンジアシスト」など、メルセデス・ベンツの現行技術がすべて投入されている。発売は11月29日から開始となり、価格は712万~1186万円となっている。



メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本 ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp