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ハミルトン、体調不良を訴え、F1新タイヤ開発テストを早退

2016年11月30日 12:11  AUTOSPORT web

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2017年用F1タイヤテスト アブダビ ルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスF1チームのルイス・ハミルトンは、アブダビで開催された2017年F1タイヤ開発テストに出席したものの、体調不良を理由に走行を途中で切り上げた。

 ピレリは来年、より幅広いF1タイヤを導入するにあたり、今年中に10回のテストを計画、メルセデス、レッドブル、フェラーリの協力の下に走行を行ってきた。

 ハミルトンは10月のバルセロナテストに登場予定だったが、直前のトレーニング中に足に痛みを感じたとしてテストを欠席した。

 ピレリの来季開発テストの最終日である29日、ハミルトンはモディファイした2015年仕様のW06でヤス・マリーナ・サーキットを終日走行する予定だった。
 しかしメルセデスによると、ハミルトンは何度か走った後、体調不良を訴えたとして、彼にとって2017年F1タイヤテスト初走行は早々に切り上げられた。スタンバイしていたリザーブドライバーのパスカル・ウェーレインがメルセデスのテストを引き継いだ。

 チームメイトのニコ・ロズベルグは、初のF1タイトル獲得を祝う多数の行事に出席する予定が組まれており、まずはスポンサーイベントのためマレーシアに向かったため、今回のテストで走ることはできなかった。

 ロズベルグは10月に2017年F1タイヤ開発テストに出席、午前中はスリック、雨が降ってからはフルウエットで走行した。

 今年最後のタイヤテストとなった29日には、初めてメルセデス、レッドブル、フェラーリのモディファイ版マシンが同時に走行、来季の仕様を決定するための最終確認が行われた。

 フェラーリからはキミ・ライコネンが参加、レッドブルからはダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンのふたりが共に走行した。