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マイルス・デイヴィス伝記映画、監督ドン・チードルが日本ファンに向けてビデオメッセージ

2016年11月29日 18:12  リアルサウンド

リアルサウンド

『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』

 12月23日に公開される『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』より、監督・主演・脚本・製作を務めたドン・チードルのビデオメッセージが公開された。


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 本作は、ジャズ・ミュージック史に名を残すマイルス・デイヴィス初の伝記映画。デイヴィスのキャリアにおける空白の5年間にスポットをあて、彼の音楽と人生を描き出す。『ホテル・ルワンダ』で第77回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたチードルが監督デビューを飾った本作は、クラウドファンディングによって実現に至った。


 このたび公開されたのは、本日11月29日に52歳の誕生日を迎えたチードルが、日本のファンに向けてコメントを寄せたビデオメッセージ。チードルの自宅横にある音楽スタジオで撮影されたという映像は、11月21日~22日に来日したデイヴィスの甥で本作のプロデューサーを務めたヴィンス・ウィルバーン Jr.の元に届いたもので、映像の中でチードルは、11月21日に福島県沖で発生した地震についても「皆さんのご無事を祈っています」と語っている。
 
 チードルは映画監督デビューした本作について、「このプロジェクトは動きだしては中断する、の繰り返しだったよ。もっと実績のある監督ならばうまくいったかもしれないね。マイルスは決して後ろを振り返らず、常に前を向いていた。革新的でたくさんの作品を生み出し、スタイルが変わり続ける。僕はスタンダードな伝記映画と同じようなものではなく、マイルスの音楽と同じようなモード構造の作品にしようと決めたんだ」とコメントを寄せている。(リアルサウンド編集部)