2016年F1アブダビGP決勝で、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは7位、セルジオ・ペレスは8位だった。チームは過去ベストのコンストラクターズ選手権4位を獲得した。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=7位
実際のところ、特に厄介なこともなく孤独なレースだった。上位6台はまるで手が届かないところにいて、主な競争相手はチームメイトだったからね。
ターン1ではちょっとした出来事があって、マックス(・フェルスタッペン)にヒットされたんだ。僕のクルマはフロアが少し傷んで、ややハンデを負うことになった。ただ、幸運なことに、それでもポジションを保てるくらいのペースは維持して、この結果を持ち帰ることができた。
フォース・インディアでの最後のレースでいい成績を残し、チームが選手権を4位で終える手助けができてうれしいよ。今年はチームの全員がすばらしい仕事をした。それは間違いなく賞賛に値するし、祝福されるべきだと思う。おかげで僕は、たくさんの楽しい思い出を携えて、このチームを去ることができる。これからもずっと、フォース・インディアは僕にとって大切なものであり続けるだろう。僕はここでとても多くのことを学び、チームが僕をさらにいいドライバーにしてくれた。僕らは一緒に育ってきたようなもので、こうして獲得した成績を誇りに思う。
セルジオ・ペレス 決勝=8位
今日のレースには満足している。予選と同じ順位でフィニッシュできたからね。レースの大部分は淡々としたものだったけど、終盤にフェリペ(・マッサ)の追撃から逃げ切らなければならなくなり、ちょっとだけ緊迫した。何とかニコ(・ヒュルケンベルグ)とのギャップを詰めようと思って、どのスティントでも最初は思い切りプッシュしたものの、結局は彼のすぐ後ろでフィニッシュすることになった。でも、こうしてポイントを獲得してシーズンを終え、好成績のすばらしい年を締めくくることができてうれしい。
やっとシーズンも終わったので、僕はメキシコに帰って、しばらく休暇を楽しむつもりだ。激しい戦いが続いた長い一年だったから、友人や家族と過ごすオフが楽しみだよ。今年僕らが成し遂げたことを思い起こしながら、楽しい休日が過ごせそうだ。そうして少しリラックスしてから、2017年に向けての仕事に戻るんだ!