オペラ『眠れる美女~House of the Sleeping Beauties~』が、12月10日と11日に東京・上野の東京文化会館 大ホールで上演される。
川端康成の小説『眠れる美女』をもとにした同作は、ベルギーの制作プロダクションLODとToneelhuis、ベルギー王立モネ劇場によって共同制作され、2009年に同劇場で初演された作品。全5章の原作をオペラ化にあたって再構成し、1幕3場で上演される。
日本初演となる今回の公演には、世界初演に参加した指揮者のパトリック・ダヴァン、老人役のバリトン歌手オマール・エイブライム、眠れる美女役のダンサー伊藤郁女が出演。さらに俳優が受け持つ役である老人役と館の女主人役にそれぞれ長塚京三と原田美枝子がキャスティングされているほか、ソプラノ歌手カトリン・バルツ、コーラスを務める原千裕、林よう子、吉村恵、塩崎めぐみも出演者に名を連ねている。
作曲はクリス・デフォート、演出はギー・カシアス、振付はシディ・ラルビ・シェルカウイが担当。チケットは現在販売中だ。なお同公演は、東京文化会館開館55周年および日本ベルギー友好150周年を記念する公演となっている。