2016年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは2位を獲得、自身初のF1チャンピオンの座に就いた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
(父ケケと共に)ふたりのロズベルグがチャンピオンになった! 最高の気分だよ。
でも、当分こういう(レースの)経験をしないで済むといいな。マックス(・フェルスタッペン)とのバトルや、終盤(前を走る)ルイス(・ハミルトン)がスロー走行したことによるプレッシャー……。この時の気持ちは現実とは思えなかった。クレージーだ。あまりにも緊迫していたから(忘れるには)時間がかかるだろう。
最後の数周、ふたり(セバスチャン・ベッテルとフェルスタッペン)が後ろに迫っていて、もし彼らの後ろに落ちてしまったら、すべておしまいだった。楽しめるわけないよ!
(レースをリードするハミルトンがゆっくり走り、ロズベルグを押さえつけて、後続に追いつかせたことについて)こんなことは予想していなかった。これについては話し合う必要があると思う。
だけどルイスの気持ちも理解できる。ワールドチャンピオンシップが懸かっているんだ。僕らドライバーはそのためにコース上で戦っている。彼が何かトライしたいと思ったことは理解できる。
ルイスはすべてのスキルを駆使して完璧にやっていたから、僕には抜くことができなかった。神経が張りつめて、走っている時にあんな気持ちになったのは初めてだ。
終わって本当にうれしい。今は有頂天になっている。