2016年F1アブダビGPの土曜予選で、トロロッソのダニール・クビアトは17位、カルロス・サインツJr.は21位だった。金曜にクビアトの左リヤタイヤがパンクしたことで、ふたりともFP2の走行を取りやめたが、FP3と予選には参加することができた。
■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 予選=17位
今週末ずっとトラブルに悩まされていたことを考えると、少なくとも僕からすると、今日の結果は僕らに可能な最大限のものだった。正直言って、これ以上のラップを走れたとは思っていない。フリー走行では走行時間がとても少なく、こなした周回数が少ない状態での予選は難しかった……。
挽回できたことがうれしいし、まだ戦えるチャンスがある。クリーンなレースをして、どこで終えられるかに注目していよう。ロングランを完了させることができなかったから、レースに関しても手探りな状況ではあるけれど、絶対に最後まで戦い続けるよ!
カルロス・サインツJr. 予選=21位
正直に言うと、アブダビでのこの2日間はとても厳しいものだった。シーズン最後の週末をクリーンに過ごして楽しみたかったから少し辛いよ。チームはマシンのリヤに関する問題を解決するのに苦労している。残念なことに、このせいで走行時間があまり取れなかったんだ。
僕らは懸命に仕事をしているし、マシンに変更を加えるたびに成果が出ているように見える。チームは昨日から、素晴らしい仕事をしてくれている。でもトラブルがセッティングに影響していて、改善する時間も、コースに慣れる時間も取れずにいるんだ。レースに向けて準備をしているときの状況として理想的ではないね。
明日は、はるか後方からのスタートになるけれど、何ができるかに目を向けよう。挑戦して楽しむつもりだ。信頼性の心配がなく、いい戦略に従って走れるといいね。やってやるさ!
(タイヤに関するトラブルについて語り)チームはタイヤとリムに何も触れないようにマシンに手を加えた。やれることはすべてやった。でもまだパンクの原因が分からない。
問題が再発しないように調整したが、原因が分からないのでは、絶対に再発しないと100パーセント確信を持つことはできない。
(FIAは現状に)満足している。だけど明日何も起こらないと100パーセント言い切ることはできない。