2016年F1アブダビGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは5位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=5位
この結果には満足していない。序盤にマシンバランスに苦労した。最終的によくなったけれど、最後のラップの最終セクターがうまくまとめられなかった。前を走っていた(マックス・)フェルスタッペンのマシンから白煙が見えて、集中力を少し失ったんだ。
(トップタイムだった)FP3の後、もっといい結果を期待していた。メルセデスとは戦えないまでもレッドブル勢を倒すことはできると考えていたんだ。僕らの方が遅かったわけではなく、肝心な時に1周をうまくまとめられなかった。路面コンディションを予想する上で少しアグレッシブに行き過ぎたのかもしれない。今夜の予選では行き過ぎだったけど、明日の決勝に向けていい状態になるはずだ。結果はともかくマシンの感触はいい。今日改善することができた。
メルセデスとの差は少し大きすぎるが、明日はレッドブル勢の前に出て、そこにとどまりたい。僕らの方がソフト寄りのコンパウンドを履いてスタートするから、グリッドでの発進とオープニングラップでそれがアドバンテージになるはずだ。
予選でリズムを見つけようとしていたが、少しアグレッシブに行き過ぎたかもしれない。今夜のコンディションを読み取ろうとして、はまってしまった。皆同じことをしていたが、僕らは少し行き過ぎた。マシンはよかったし、大きな問題もなかった。ただ物事をうまくまとめることができなかった。
彼(フェルスタッペン)がコースオフしてスモークが上がった。彼を追い越したけど、邪魔になったわけじゃない。ただ、あれでリズムを失ってしまい、最終セクターが完璧なものにならなかった。
理想的なセッションではなかった。完璧にいっていれば3位に入れただろう。