日本気象協会が提供する天気情報サイト「tenki.jp+more」が11月25日に発表した「ビジネスマンと天気予報に関する調査」の結果で、高年収男性(年収750万円以上と定義)ほど、天気をチェックすることが明らかとなった。
調査は、10月6日~10月11日の間、20代~40代の男性500人に対して実施した。
高年収男性は1か月先まで天気を確認してスケジューリング
「海外に行く前に、予め滞在期間の現地の天気予報はどの程度の割合で確認しますか」という質問に対して「必ず確認する」と答えた人の割合を見ると、「年収1000万円以上」では28.0%、「年収750万円以上1000万円未満」では24.0%だった。
一方、「年収500万円以上750万円未満」では17.0%、「年収250万円以上500万円未満」では18.0%、「250万円未満」では9.0%にとどまる。年収が高い人ほど、天気予報を気にするようだ。
続いて「1ヶ月以上先の予定を立てる場合、そのときの天気を考慮して予定を立てますか」という質問に対して「全く考慮しない」と回答した人の割合を見ると、「年収1000万円以上」では41.0%、「年収750万円以上1000万円未満」では37.0%、「年収500万円以上750万円未満」では41.0%となっていた。
それに対して、「年収250万円以上500万円未満」では47.0%、「年収250万円以上500万円未満」では半数以上の56.0%が「全く考慮しない」と回答している。
年収が高い男性ほど、先を読んで行動する傾向がうかがえる。また、数か月先まで仕事のスケジュールが入っているため、天気を自然とチェックする習慣が身についているとも考えられそうだ。
モテ男性も6割は「天気予報を確認せずに失敗を経験」
また、天気のチェックはモテるかどうかにも影響している。「デートのスケジュールを立てる際、どの程度の割合で天気予報を確認しますか」という質問に「全く確認しない」と回答した人の割合を見ると、既婚者では8.4%、未婚で現在彼女がいる人は2.4%と非常に低い。
しかし、未婚かつ彼女がいない人は28.8%と確認しない人が多かった。雨に濡れると不機嫌になる女性もいる。事前に天気を把握していれば、デートコースを柔軟に考えることもできる。女性に対する気遣いの気持ちが、天気をチェックするという行動にあらわれるのだろう。
リリース内では、「天気予報を確認しなかったことが原因で、失敗した経験はありますか」という質問もあった。「全くない」と回答した人の割合を見ると、既婚者では37.6%、未婚かつ彼女がいる人では43.2%だった。
一方、未婚かつ彼女がいない人では、57.6%が困った経験がないと回答している。既婚者や彼女がいる男性は、過去の手痛い失敗から学習して、天気をチェックするようになったのかもしれない。