先日、週内にもMスポーツとテストに臨むと報じられたセバスチャン・オジエが、Mスポーツより先にトヨタとテストに臨んでいたことが分かった。
今週水曜日、オジエはスペインでトヨタ・ヤリスWRCをドライブ。テストはウエットコンディションで行われ、オジエはターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の両路面を走り込んだ。
チームを率いるトミ・マキネンも「そのとおりだ。セバスチャン(・オジエ)は水曜日にヤリスWRCに乗り込んだ」とテスト実施を認めている。
「今明かせるのはテストをしたということ、当日さまざまな話をしたということだけだ」
一部では、トヨタがオジエに対し850万ユーロ(約10億円)規模の契約金をオファーしたと報じれているほか、同じくフォルクスワーゲンのシートを失ったヤリ-マティ・ラトバラに対しても正式なオファーを行ったとみられている。
しかし、マキネンはこういった噂を否定し、「先にも述べたように、確かにドライバーたちとはいろいろな話をしている。しかし、契約に関するオファーをしていないんだ」とコメントしている。
「それに我々には(2017年に投入する)マシン台数の問題も抱えている」
「現在の計画では、春先までは2台のヤリスWRCで戦うつもりなんだ。そして17年のWRC全戦でユホ(・ハンニネン)を起用する」
なお、オジエは現地金曜日にはMスポーツのファクトリーを訪れ、17年型フォード・フィエスタRS WRCをドライブする見込みだ。