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B-MAX組田代表、SF参戦を語る「トップフォーミュラをいつかやりたかった」

2016年11月24日 20:11  AUTOSPORT web

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B-MAX Racing Teamの組田龍司代表
2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦を表明したB-MAX Racing Teamの組田龍司代表が、メーカーテスト/ルーキーテストの会場となった鈴鹿サーキットで、来季に向けた参戦の理由、体制について語った。

 B-MAX Racing Teamは2010年に屏風浦工業がレース事業部としてB-MAX ENGINEERINGを設立したのがスタート。11年から現在のチーム名となり、全日本F3のトップチームとして活躍。来季からスーパーフォーミュラ参戦を表明した。

 自ら“DRAGON”というドライバーネームで全日本F3-Nにも参戦する組田代表は、SF参戦の理由について「もともと、チームを結成して下のカテゴリーから上を目指して来ましたが、目標としてF3で勝ってマカオで世界一を目指すこと、そしてトップフォーミュラをいつかやりたいというものがありました」と目標があったと語った。

「来季からスーパーフォーミュラに参戦することになりましたが、今年はじめから、F3でいい成績を収められたら、来年やろうという話をしてきました。今年チームタイトルを獲得できて、目標を達成できたと判断し、参戦を決めました」

 そんなチームは、今回のメーカーテスト/ルーキーテストに1台を投入。午前は小暮卓史が、午後は佐々木大樹がドライブした。では来季の体制についてはどんなものになるのだろうか。

「ドライバーについては、今日のふたりは選考の参考にさせていただきますが、正直まだ決まっていません」と組田代表。

「今回ホンダさんから推薦された、クルマのことを分かっている方をひとりと、我々で以前からゆかりのあるひとりを選びました。今後まだまだドライバーについては未定です」

 また、参戦台数は1台。2016年までF3を戦ってきたメンバーを集約して来季はSFに挑むという。エンジニアについては、F3でヤン・マーデンボローを、スーパーGTではB-MAX NDDP GT-Rを担当している宮田雅史エンジニアが務めるという。ただしチーム監督は組田代表が務めるわけではないという。

「監督も僕がやるということにはなっていません。僕はF3に乗りたいので、監督はたぶんやりません(苦笑)」

 気になるのは、SF参戦により他カテゴリーでの活動がどうなるかだが、F3については「台数は未定ですが、チームの活動は継続していきます」という。また、関係が深いNDDPの活動については、「今日現在でGT300、F3については来季の活動については未定です。希望としてはGTもフォーミュラも活動したいとは思っていますが、パートナーとのすりあわせの都合もありますので」とした。