『第67回NHK紅白歌合戦』の出場歌手発表会見が、本日11月24日に東京・渋谷のNHKで行なわれた。
会見に登壇したのは、今回『NHK紅白歌合戦』に初出場する10組のうち、市川由紀乃、欅坂46、PUFFY、桐谷健太、KinKi Kids、RADIO FISHの6組と、総合司会を務める武田真一アナウンサー。
オープニングに登場した経験はあるが、正式に出演するのは今回が初めてとなるKinKi Kidsの堂本光一は、「年末年始はずっと東京ドームでコンサートをやっていたが、グループの20周年を前にした大事な時に紅白に出場させていただけるのは本当に喜ばしい」とコメント。衣装が欅坂46と似ていたことから「自分を欅坂さんと思い込んでいた」と場内を笑わせた堂本剛は「僕たちにとって大切な時期にこのような素晴らしい方々と楽しい時間を過ごせることは何よりも幸せ」と喜びを表した。
視聴者から募集した歌声や映像と共に“海の声~みんなの海の声バージョン~”を披露する予定の桐谷健太は、同曲の作詞家・篠原誠、作曲を手掛けたBEGINに感謝の言葉を述べながら「この歌はみんなの歌になったと思う。僕がこの曲を代表として歌えることを心から感謝しています。本番は最高のパフォーマンスができるように全力でやっていく」と熱い思いを明かした。
“PERFECT HUMAN”で話題を集めたRADIO FISHの藤森慎吾(オリエンタルラジオ)は「相方とは12年コンビでやってきたが今年はRADIO FISHとして活動して充実した1年になった。その締めくくりで紅白に出ることができて嬉しい」とコメント。一方の中田敦彦(オリエンタルラジオ)は「僕は真ん中で首をかしげているだけなのに夢が叶うなんて人生ってすごい」と笑いを取りながら、「最高のステージで年末を盛り上げたいと思います」と意気込みを語った。RADIO FISHのステージでは特別企画として、ダンサーを一般から公募する。
「今まで味わったことのないようなこのステージに立てて本当に幸せ」と喜びを露にした市川由紀乃に続いてマイクを取ったのは、欅坂46。センターを務める平手友梨奈が「デビューして1年も経っていない私たちですが、紅白に出させていただけるということで本当にびっくり。最高のパフォーマンスをお届けできるよう全員で力を合わせて頑張ります」とコメントした。
デビュー20周年を迎えたPUFFYは、「最初にお声がけいただいた時から20年くらい経ってしまったが、20年経っても声をかけていただけるというのは夢のある仕事だなと思う」と大貫亜美が話すと、吉村由美は「PUFFYらしくできればいいと思う。だらだらしてないよというのをやっと国民のみなさんに気づいてもらえるチャンスだと思うので頑張りたい」と笑わせた。
また同じく初登場となるRADWIMPS、THE YELLOW MONKEYからはコメントのみ届けられた。VTRでコメントを寄せた大竹しのぶは「この世界に入って47年。私が一番驚いております。表現者として私が選ばれた意味を納得してもらえるように、そんな歌を届けられたらいいなと思います」と語っている。
さらに会見の終盤にはAKB48の渡辺麻友、横山由依、入山杏奈、川本紗矢、NGT48の北原里英が登場。初出場の出演者にエールを送るために呼ばれたが、それ以外は何も聞いていないと不安げにと話す彼女たちに「AKB48夢の紅白選抜をみんなで選ぼう!」という企画がサプライズ発表された。
AKB48グループの国内メンバー300人以上から紅白のステージに立つ48人を視聴者が選ぶという内容が告げられると、メンバーは「残酷すぎません?」と話す渡辺を筆頭に驚きの表情。渡辺は「今年の総選挙で2位だったので1位をとりたい」と語ったほか、横山は「総選挙でトップ10入りを逃したので、絶対入りたい。目指すなら1位」と意気込みを見せた。
なお過去39回にわたって『NHK紅白歌合戦』に出場している和田アキ子は、今回出演者に選出されたなかったことについてマスコミ宛にコメントを発表。「今回、この様な形になり、とても残念に思っております。40回という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちもあります」としながら、「これも、これからの歌手人生のための1つの通過点と思っております。和田アキ子は、これからも、歌い続けていきます!!」と思いを表明している。
■RADWIMPSのコメント
今年は『君の名は。』の映画との出逢いにも恵まれて、新しい場所へ踏み出した年でもありました。映画をご覧になってくださった方、僕たちをはじめて知ってくれた方、そしてずっと応援してくれているファンの方への感謝の気持ちで当日は演奏したいと思います。
小さい頃からずっとテレビで観てきたステージ、楽しみにしています。
■THE YELLOW MONKEYのコメント
申年の2016年、15年ぶりに再集結を果たし、たくさんのファンの方々と喜びを分かち合わせていただき、最高の言葉しかない一年でしたが、最後にこんなサプライズが用意されてるとは夢にも思いませんでした。
紅白に出場させてもらうのはこのバンド名を持つ僕らの憧れでもありました。
最高の2016年を締めくくれるように演奏させていただきます。