プロのレーシングドライバーを目指す若者をサポートするプロジェクト『ドリームレーシングプロジェクト(DRP)』は、2017年からサポートプログラムを拡充。FIA-F4選手権に参戦するフィールドモータースポーツとタッグを組み、独自のスカラシッププログラムをスタートさせる。
13年にスタートしたDRPでは、パーソナルマネジメントとしてドライビングスキル以外にプロドライバーに求められる要素をサポートしている。サポート受けるドライバーのうち、14年には三笠雄一がF4東日本シリーズのチャンピオンに、15年には坪井翔がFIA-F4初代チャンピオンに輝いている。
しかし近年、ジュニアフォーミュラでもメーカーのスカラシップを受けるドライバーが上位を独占する場面も多く見られるようになり、「対等に戦える環境を提供」するために、レースサポートを強化。2016年にFIA-F4でグッドスマイル 初音ミクF110を走らせたフィールドモータースポーツとともに、DRP独自のスカラシップを立ち上げることになったという。
具体的には、FIA-F4参戦1大会につき50万円の補助が行われるほか、年間12日間のテスト走行と新品タイヤ10セットの無償提供、ドライビングアドバイザーの派遣などが行われる。また、パーソナルスポンサー活動などのDRPマネジメントも引き続き提供されるとのこと。
スカラシップの初年度参加希望者の募集はすでにスタート。応募資格は『24歳以下でプロレーサーになる決意を持った男女』で、DRPホームページ(http://xyz-one.jp/drp/index.html)記載の『理念に基づいた努力を約束できる人』となっている。
参加希望者は書類選考の後、通過した数名が1月中旬に富士スピードウェイで実技走行に参加。その後、最終的なスカラシップ選出者が決定される。具体的な応募方法など詳細はDRPホームページ(http://xyz-one.jp/news/archives/873)まで。