野尻智紀(DOCOMO DANDELION) 全日本スーパーフォーミュラ選手権のメーカーテスト/ルーキーテストは11月24日、午後の走行が行われ、ドライコンディションの下で各車が多くの周回を重ねた。終盤にはタイムも上がり、野尻智紀(DANDELION RACING)が1分36秒456でベストタイムをマークしている。
午前のセッション終了からわずか1時間少々というインターバルでスタートしたスーパーフォーミュラのメーカーテスト/ルーキーテストの午後のセッション。天候は変わらず曇天だったが、セッション終盤に晴れ間も出ている。
20名が参加している今回のテストだが、ふたりでマシンをシェアしているチームのうち、B-MAX Racing Teamは午前の小暮卓史に代わって、佐々木大樹がステアリングを握った。ただ、小暮のコクピットから佐々木のものに換装するのに時間を要し、午後のセッション開始後なかなかコースインできなかった。
一方、KCMGの18号車は午後も引き続き小林可夢偉がドライブ。午前からサーキットに来ていた中山雄一は、最終的に終日ドライブしなかった。
セッションは午後1時42分、2コーナーで山本尚貴(TEAM無限)がクラッシュしたため赤旗が提示されると、さらに10分後にはダンロップカーブで牧野任祐(Honda Test Car)がコースアウト。また、残り40分というところではアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)がスピン、さらにその後も山本のスピン等、5回の赤旗が提示された。
そんなセッションでは、各車とも17年スペックのタイヤをテストしたりとメニューを重ねていくことに。終盤、ふたたびタイムが上がり、野尻がマークした非公式レコードとなる1分36秒456がベストタイムに。石浦宏明(INGING MOTORSPORT)が1分36秒474で2番手、関口雄飛(TEAM IMPUL)が3番手につけた。
ルーキーや通常チームと異なるメンバーでは、可夢偉が7番手タイムをマーク。伊沢拓也(DANDELION RACING)が10番手となった。また、ルーキー勢はいずれもマシンを壊さないように慎重な走行を続け、ニック・キャシディ(KONDO RACING)、山下健太(KONDO RACING)は37秒台を、牧野、佐々木は38秒台を切ることなくセッションを終えた。