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東京都心にふたたびフォーミュラE見参。ディ・グラッシが丸の内でデモ走行

2016年11月23日 19:21  AUTOSPORT web

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丸の内仲通りを走行したディ・グラッシ駆るアプト・シェフラーFE02
23日に東京の丸の内で開催された『エコロジー&モビリティフェアin丸の内』にアプト・シェフラー・アウディスポーツの2016年/2017年仕様フォーミュラEマシン『アプト・シェフラーFE02』が登場。昨年シリーズランキング2位に輝き、現在も同チームから参戦するルーカス・ディ・グラッシがデモ走行を行った。

 エコロジー&モビリティフェアは、エコロジーと都市の未来を語り合い、次世代のパーソナルモビリティに触れ、エコロジーとモビリティの融合を考えるきっかけを多くの人々に提供することを目的としたイベントだ。

 そのメインコンテンツを電気で駆動するフォーミュラEマシンが飾ることになり、沿道には多くの観客が訪れた。

 イベントのオープニングではフォーミュラEのテレビ解説などでお馴染みの元F1ドライバー片山右京氏、モータージャーナリストの飯田裕子氏が登場。フォーミュラEやEV技術に関するトークショーを行った。

 トークショーの後、デモ走行前のセレモニーが行われ、いよいよディ・グラッシが登場。マシンに乗り込むと丸の内仲通りアーバンテラスを3往復した。速度は出していなかったもののEVマシン独特のモーター音を響かせ、訪れた観客を沸かせた。

 デモ走行後、ディ・グラッシは集まった観客に向けて次のようにコメントした。

「デモ走行がうまくいったことをうれしく思っている。東京の街でフォーミュラEマシンをドライブすることができた。これは誇りに思えることだ」

「小さな一歩かもしれないが、電動モビリティの未来に向けて正しい方向に進みだすことができたと感じている。クリーンな街に住みたいという思いをシェフラーの電動モビリティやフォーミュラEを用いて促進していきたい」

「将来、東京でレースをするために戻ってくることを楽しみにしているよ」

 この日は午前と午後、合わせて2回のデモランを行なったディ・グラッシ。午後の走行では丸の内のイルミネーションの中を走行した。

 フォーミュラEカーが公道を走行したのは今回で2回目。フォーミュラEのCEOを務めるアレハンドロ・アガグは、開幕戦前に東京または横浜でのフォーミュラE開催に関する交渉を行ったと明かしており、第5シーズン(2018/2019年)で日本がシリーズに組み込まれるのではと報じられている。