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田舎では出身大学よりも高校が重視される? 「あの人は○○高校落ちた」と60代になっても言われる、という話も

2016年11月22日 19:01  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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田舎には独特の習慣があり、都会から来た人が驚くこともある。結婚を機に地方に移住した女性が11月14日に投稿したツイートが話題になっている。

「結婚してこの街にきて『どこの高校出身?』と聞かれるのにも吃驚したし(大学は尋ねられない)先祖代々同じ街に暮らしてる人がやたら多いのにも驚いた」

さらに、田舎ではお互い誰がどこに就職してどの子がどこに嫁いだかまで記憶しているといい、投稿者は驚きを隠せない。

「高校が地域TOP校でなければランク落ちの扱いを受けてしまう」

このツイートには約900件のリツイートがされたほか、トゥギャッターでもまとめられて拡散された。

女性はその後に「『あの人、○○高校受験して落ちたのよ』を60代になっても言われるような街よりは東京は優しいよね」と投稿していた。

「息子娘をそんな馬鹿馬鹿しい世間話の種にされるのは真っ平御免」

通常首都圏では、初対面の人と学校の話になればまず出身大学の名前が出てくるが、田舎だと投稿者の女性の言うように、大学よりも高校が重視される傾向があるようだ。ツイッターやはてなブックマークでは、

「うちもそうです!仕事の面接とかは出身大学より出身高校見られます」
「あぁ、うちの地域は普通だよ。高校が超重要。特に高齢の方たちの中ではね」

などの書き込みが多い。中には、「地元の銀行、面接は『出身高校で』面接1つ飛ばせるのには驚きました……」と書く人もいた。

田舎ではなぜ高校が重視されるのか。ネットでは以前から議論されており、ある人は、地方では上位の公立高校と比較できる私立がなく、成績順で高校に入っていく、と説明。そのため、

「大学で比べるより、高校で大体の目安にする方が簡単で誰にでもわかるわけです」

としている。別の人は、「九州だと、福岡:修猷館高校、福岡高校 熊本:熊本高校などは、特別扱いですよ」と書いている。「仮にそこそこの大学出ていても高校が地域TOP校でなければランク落ちの扱いを受けてしまいます」などの意見もあった。地方だと大学進学率が首都圏ほど高くない、ということもあるのだろう。

田舎が嫌で東京に引っ越したら「あいつは死んだ」という噂が流れた

田舎では高校名以外にも、とにかく他人の情報を細かく共有する傾向があるようだ。

「分かります…うちはド田舎なので、村のすべての人々の細かい情報を朝から晩まで話してるばあちゃんたちがいます。すごく嫌です…」
「田舎はどこの誰が、どんな素性の人か知りたがるのは基本だからね。他から転入してきた人の生い立ちから把握してもらえないと地域の仲間とは認めてもらえない」

中には、「個人情報筒抜け」の田舎が嫌で東京に引っ越したという人もいた。その後、その田舎では「あいつは死んだ」という噂が流れたという。

ほかにも、「他所の土地から嫁いできたオバチャンが嫁いで40年以上経つのに『いまだに私は他所者よー』っていうのにはビックリした」という書き込みや、「『内輪』に入れれば守ってもらえるが、そうじゃない人には地獄」という声もあった。田舎の人間関係は温かいイメージがあるが、何から何まで知られる環境に息苦しさを覚える人も多いようだ。

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