トップへ

アロンソ、F1引退後はやはりWECに転向?「僕を待っていてほしかった!」とウエーバーにメッセージ

2016年11月22日 16:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2014年ル・マンでスタートフラッグを振るフェルナンド・アロンソ
マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、引退する友人マーク・ウエーバーに贈るメッセージの中で、将来、自分も世界耐久選手権(WEC)で走りたいという意思を示した。

 アロンソはしばしば、F1を引退した後の選択肢として、ル・マン24時間レースとインディ500への挑戦を挙げている。特にル・マンへの関心は強く、2014年のレースではスタートフラッグを担当、2015年にはポルシェから出場する契約がまとまりかけていたと言われている。結局、ポルシェのシートにはニコ・ヒュルケンベルグが就き、その年に優勝を飾った。今年は、F1とル・マンの日程が重なり、ドライバーが掛け持ちをすることができなかった。

 2014年にF1からWECに転向し、ポルシェで走ってきたウエーバーは今季限りでの引退を決めた。今後はポルシェの特別アドバイザーを務める予定だ。
 最終戦のパーティーではウエーバーに対する関係者たちからのメッセージ動画が流れ、その中に親しい友人であるアロンソも登場、次のようにコメントしていた。

「君は素晴らしいキャリアを築いたね。最後にはポルシェと共に成功を収めた」
「でも僕を待っていてくれなかったんだね。待っていてくれたらうれしかったけど、これからも君はそこにいると思うから、一緒に冒険するときにはいろいろ質問するつもりだ」
「君は本当に素晴らしい人だ。今後の活躍を心から願っている」

  
 アロンソとマクラーレン・ホンダとの現在の契約は2017年末までとなっている。アロンソはしばしば今のF1は思う存分プッシュできないと不満を示しており、大きな規則変更が行われる来年に自分が期待したような変化が見られなければ引退を考えると述べている。