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キャンプメニューのアレンジレシピ、レンチン簡単ローストポーク

2016年11月21日 18:21  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

キャンプメニューのアレンジレシピ、レンチン簡単ローストポーク

 簡単にできるローストポークのレシピがクリスマス前とあってかこの頃ネットで注目されていますが、それを聞きつけたキャンプ大好き編集部員からキャンプレシピのアレンジで自宅でできる「もっと簡単なローストポークレシピがある」との話が飛び出てきました。キャンプでもダッチオーブンを使わずに作っているそうです。


 というわけで、今回はレンジでチンして簡単にできちゃうローストポークと、おまけにキャンプ用手順もご紹介したいと思います。


【元の記事はこちら】


■材料


豚ロース塊:500gほど
キャベツ:半玉~1玉
塩:大さじ:1.5~2(濃い味派の人は2~3)
コショウ&ハーブ:適量


ラップ:自宅で行う時
アルミホイル:キャンプで行う時


 今回はブラックペッパーとローズマリー、それにバジルを使用しました。お好みで好きなハーブを用意してくださいね。なお、塩は岩塩がおすすめです。


■つくり方


1:豚ロースの塊の表面に塩、コショウ、ハーブを満遍なく塗って室温で1時間放置します。(半日程度の放置でも問題ありません。朝外出前に仕込み帰ってきたら次の手順に入ってください。この時好みで、さっと水で塩分を流してもかまいません。)


2:キャベツを千切りにします。芯までしっかり使ってください。今回は1玉使いましたが、サイズにより量は異なると思われるので、最初とりあえず半玉分用意し、あとで使用量を調整してください。


3:1の表面にしっかりと焼き目をつけます。


4:ラップを広げてキャベツの千切りをたっぷり広げ、そこに3を乗せ、さらに上からも千切りをたっぷり乗せラップで3~4回包みます。加熱すると汁が出てくるのでしっかり包んでください。


5:3を500Wのレンジで20分加熱したら出来上がりです!


※4では完全に肉がキャベツの中に埋まるようにしてください。そうしないと加熱したときに豚の油が熱されすぎて焦げたりラップが溶けたりして非常に危険です。


【キャンプで作る場合】
1~2の手順は同じ


3:火で表面をあぶる。炭火がベストです。網焼きでジュージュー全面を焼いていきましょう。


4:アルミホイルを一枚は長めに切っておきます。その上の中心にやや小さめに切ったホイルを重ねる。二枚目は中心を補強する用です。その上にキャベツ、3で焼いた肉、キャベツをのせてしっかり包みます。さらに3~4回アルミホイルで上下ひっくり返しても、汁が漏れにくいよう包んでいきます。


5:網の中央ではなく、やや端側の火加減の弱いところにおいて弱火~中火を目安にじっくり焼いていきます。時々ひっくり返してください。50分ほどで焼き上がります。地道にじっくりこつこつと、ウィスキーやバーボン片手に火の番がてら焼いてください。火の通りが不安な場合には多少長めに焼いてもかまいません。キャベツで包んであるので、2時間ぐらいまでなら肉は焦げないそうです。もし切って半生だったら、再度包み直して焼き直せばOK。取り返しの付くレシピです。なお、焼きの行程は酒を飲み出し火の前から動かなくなったお父さんにさせると、手持ち無沙汰にこつこつ焼き上げるので綺麗に焼ける可能性が高いそうです。


■簡単で絶品……食べるときはバケットにつけて


 ローストポークをつくりたいけど、どうしても豚肉には菌がいることからためらってしまうという人が多いそうです。中までしっかり加熱する必要があり、たしかに半生な状態で食べてしまうと食中毒の原因になりかねません。


 しかし、電子レンジはその性質から加熱すると殺菌効果が非常に強いことで近年注目されており、ローストポークの調理には実はうってつけ。とは言っても500Wで20分も加熱すればちゃんと中まで火は通っているわけですが、それでも分厚い肉を調理するために「本当に中まで大丈夫?」という人には安心度が高いのではないでしょうか。


 さて、お味のほうは、オーブンで焼いたものとはまた違う食感が絶品でした! 脂身の多い部分はふわふわになり、お肉もキャベツに包まれていたせいで硬くなりすぎずジューシー。さらに、キャベツが肉汁を吸ってくれてしっとりザワークラウトのようになってくれていました。


 それでもさらに肉汁が出てきてしまうので、バケットなどにつけて食べると、これまた2度美味しいのです。
ローストビーフをつくったときのようにローストポーク丼にしても超美味しいので、ズボラに美味しいものが食べたいときにはぜひチャレンジしてみてくださいね。


(文:貴崎ダリア)