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F1 Topic:チーム広報も表彰台に登壇。メルセデス、常勝軍団ならではの粋な計らい

2016年11月21日 14:21  AUTOSPORT web

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チームの広報担当者も表彰台に登壇した
今シーズン18勝目を飾ったメルセデスAMG。優勝したルイス・ハミルトンは「この強さは、マシンだけでなく、すべてのエリアでメルセデスAMGがベストのチームだっていうことを証明している」と、チームスタッフ全員の仕事ぶりを評価していた。

 優勝したチームはドライバーのほかにコンストラクターズ代表としてチームから関係者が1人表彰台に上がる権利がある。通常はチーム代表や上級エンジニアが上がるのだが、2014年からコンストラクターズ選手権3連覇中のメルセデスAMGは、チーム代表や上級エンジニア以外にも表彰式の喜びを味わってもらおうと、さまざまなエンジニアやメカニックを表彰台へ送り込んでいる。

 それでも、この3シーズンだけで50回も優勝しているメルセデスAMGは、ついに今年のブラジルGPでは広報を指名。ブラッドリー・ロードが表彰式に出席した(写真左から2人目)。

「もちろん、初めての体験だし、おそらく広報が表彰台に立ったのも、私が初めてだろう。シャンパンファイトは最高の思い出だった」と表彰式の様子を興奮気味に話した。

 ちなみに、メルセデスAMGがこの役目をだれが担うかは、非常勤会長のニキ・ラウダとトト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター/ビジネス)、そしてパディ・ロウ(エグゼクティブディレクター/テクニカル)の3人の合議制で決定するという。そして、それは勝利が99.9%確定したファイナルラップに入ったときだそうだ。

 果たして、チャンピオン決定戦となる最終戦アブダビGPで表彰台に上がるのは、誰になるのだろうか……。