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BIGBANGを継ぐ? EXOなど注目の次世代K-POPアーティストたち

2016年11月21日 13:11  リアルサウンド

リアルサウンド

WINNER『2014 S/S -Japan Collection-』

 J-POPに並び、いつしかひとつのジャンルとして確立した“K-POP”。これまでもKARAや少女時代、東方神起といったグループが一大ブームを起こしてきた。先日、BIGBANGのメンバーであるT.O.Pが入隊を発表し、2017年1月8日の『BIGBANG10 THE CONCERT:0.TO.10 FINAL IN SEOUL』ソウル高尺スカイドーム公演をもってメンバー全体での活動に区切りをつけることが分かった。BIGBANGは2016年上半期のライブ観客動員数ランキングで1位を獲得するなど、音楽業界全体から見ても存在感を示すグループである。(参考:http://www.livefans.jp/matome/8000 ≪LiveFans調べ≫2016年上半期ライブ観客動員ランキング!)そんな彼らの後を継ぐK-POPアーティストたちはどんなグループになるのだろうか。


(関連:JUNHO (From 2PM)が語る、音楽的挑戦とこれから「休むことなく走り続けるのが僕の信念」


 まず有力株として挙げられるのは、BIGBANGが所属するYGエンターテインメントの練習生5人によるグループ・WINNER。同グループは、3rdツアー『2016 WINNER EXIT TOUR IN JAPAN』で全4都市9公演3万6,000人を動員するといった集客力に加え、リーダーのカン・ユンスンらメンバー自身が作曲に携わるなど、音楽的な実力も兼ね備えている。WINNERはYGエンターテインメントによるデビュープロジェクト『WIN:Who Is Next』からデビューを果たしたのだが、そこでWINNER(当時のTeam A)と争ったのがTeam B、現在のiKONである。


 iKONは2015年デビューの7人組グループで、『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2014-2015 “X”』でオープニングアクトを務めたり、BIGBANGが特別賞を獲得した「第58回輝く!日本レコード大賞」新人賞に選出されるなど、注目を集めている。iKONもメンバーが作詞作曲を務めており、特に作詞作曲に加え、ラップやダンスも披露するリーダー・B.Iの音楽的センスには目を見張るものがある。どちらもBIGBANGの弟分としてデビューしていることからも、最有力株と言えるだろう。


 さらに、その2組を凌ぐ勢いを見せているのが、2014年に日本デビューした防弾少年団と2012年にデビューしたEXOである。2組は韓国企業評判研究所による「ボーイズグループブランドランキング」で上位を獲得している。(参考:http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2056743 EXO、11月の「ボーイズグループブランド」で1位獲得…10月に続き2ヶ月連続)同ランキングはボーイズグループブランドへの参加指数、コミュニケーション指数などのビッグデータを分析したものであり、人気と知名度の高さはBIGBANGに匹敵すると言っても過言ではない。防弾少年団は7人組ヒップホップグループで、今年9月にリリースした日本での2ndアルバム『YOUTH』が、オリコン週間ランキングで自身初の1位を記録している。(参考:http://www.oricon.co.jp/news/2078320/full/ 【オリコン】防弾少年団、アルバム初首位 自己最高売上もマーク)メンバーのRAP MONSTERとSUGAはソロ活動も盛んで、それぞれ自身が作成したミックステープやMVを公開するなど、かなりの実力派である。


一方EXOはSUPER JUNIORらが所属するSMエンターテインメントからデビューの9人組グループで、主に韓国で活動するEXO-Kと、中国で活動するEXO-Mの2つのユニットから構成されている。なお、日本でのライブなどではEXOとして全員で活動しており、EXOは昨年には『第48回オリコン年間ランキング2015』の新人アーティスト部門3冠を獲得するなど、日本での人気を確実なものとしている。(参考:http://www.oricon.co.jp/news/2064273/full/ 【オリコン年間】EXO、新人セールス1位 海外男性初)


 そんな堅実な人気を誇る4組を脅かすニューカマー、TWICEとPENTAGONの存在も看過できない。TWICEは2015年にデビューの女性グループで、韓国人5人、日本人3人、台湾人1人から構成されている。「OOH-AHHに(優雅に)」MVのYouTube再生回数が韓国歌手のデビュー曲として初めて1億回を突破するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。


 そして、韓国、日本、中国のメンバー10人による男性グループ・PENTAGONは先月10月にミニアルバム『PENTAGON』でデビューしたばかりだが、12月10日には早くも初来日し、豊洲PITでショーケースを開催。一糸乱れぬダンスパフォーマンスなどから、その実力の高さで注目を浴びている。多国籍グループはこれまでにもGOT 7やCROSS GENEなどがあったものの、日本人が多く所属しているのは2組ならではだ。


 どのグループも実力やセンスは十二分にあり、早耳のK-POPリスナーからの人気が高い。作詞作曲への参加、多国籍化…BIGBANG不在の間にも、K-POP界はさらなる進化を遂げそうだ。


(村上夏菜)