トップへ

欅坂46の振付師 TAKAHIRO「サイレントマジョリティー」秘話語る 「3つのポイントがある」

2016年11月21日 11:41  リアルサウンド

リアルサウンド

欅坂46 『サイレントマジョリティー』TYPE-A

 関ジャニ∞の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の11月20日放送回のゲストに、振付稼業 air:man、TAKAHIRO(上野隆博)、FISHBOYの3人の振付師が出演した。


(関連:欅坂46「サイレントマジョリティー」の突破力! 楽曲とMVの創作意図を読み解く


 同番組は、ライブ&トークハウス“関ジャム”にゲストアーティストが出演し、ライブとトークを披露する音楽番組。名曲の制作秘話や当時の暴露話、ふだん見ることのできないアーティストたちの素顔が飛び出すコミカルな展開と、ゲストの持ち歌をオリジナルアレンジで関ジャニ∞とセッションする、レアなコラボレーションが見どころだ。ほかにも番組には、塚地武雅(ドランクドラゴン)、岡田結実が登場した。


 マドンナのバックダンサーを務め、欅坂46「サイレントマジョリティー」「世界には愛しかない」「二人セゾン」などの振り付けを手掛けているTAKAHIROは、振り付けの仕事依頼について「元々、乃木坂46の舞台(『すべての犬は天国へ行く』)の振り付けをしていたら、それを見ていたプロデューサーの方が『今度、欅坂46というグループがデビューするんだけど振り付けをやってください』と数珠繋ぎの仕事が多い」と依頼の経緯について明かした。


 また、TAKAHIROはデビュー当時、ダンス経験が少なかった欅坂46のメンバーへの振り付けについて「『サイレントマジョリティー』は3つのポイントがある」と話した。デビュー曲である「サイレントマジョリティー」の1つ目のポイントは、「振り付けに腕や手を伸ばす動作を取り入れていること」を挙げ、「遠心力で手の曲げ方を気にせず思いっきり振ることができます」と簡単な振り付けでダイナミックなダンスができると明かした。


 TAKAHIROは、2つ目に「シンプルな動きを複雑に見せる」と挙げ、腕の方向や高さを変えることで複雑なダンスに見えることを関ジャニ∞メンバーと塚地が実際に「サイレントマジョリティー」の振り付けを踊り、村上信五は「立体感もより出てくる」と驚きながらコメントした。


 最後にTAKAHIROは、「イメージしやすい言葉・画で伝える」と挙げた。「サイレントマジョリティー」のセンターを務める平手友梨奈に対して、モーセが海を割り、紅海を渡った様子とウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』の絵を見せ、「これをイメージして歩いてください」と伝えたことを話した。スタジオメンバーは、欅坂46の「サイレントマジョリティー」のパフォーマンスVTRを鑑賞。村上は「ちゃんと揃ってますし、全体としても綺麗」とコメントした。


 次回11月27日の放送には、久保田利伸が登場する予定だ。


(向原康太)