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フォース・インディアに移籍するオコン「できる限りの力でペレスに挑戦する」

2016年11月21日 11:21  AUTOSPORT web

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F1ブラジルGP エステバン・オコン
エステバン・オコンは、2017年シーズンにフォース・インディアF1チームに加入した際は、セルジオ・ペレスと対等の関係になると期待している。 

 ベルギーGPでマノーからF1デビューを果たしたメルセデスのジュニアドライバー、オコンは、ルノーへ移籍するニコ・ヒュルケンベルグの後釜としてフォース・インディアに複数年契約で加入する。

 彼は、2017年で7シーズン目、フォース・インディアでは4シーズン目を迎えるペレスとコンビを組むことになる。

 ペレスはオコンの加入が決まったことを評価し、フォース・インディアの「最上の選択」だと語った。オコンは昨シーズン、フォース・インディアのテストドライバーを務めた際にチームに強い印象を与えている。

「ペレスとはよく話している。彼はいいやつだ」とオコンは新しいチームメイトについて語った。

「彼から学ぶのを楽しみにしているし、できる限りの力で彼に挑戦するよ。正直に言うと、ここにはチームリーダーがいるとは思わない」

 2人はすぐに対等になるかと尋ねられて彼は答えた。
「もちろんそうだよ」


 オコンの現在のチームメイトのパスカル・ウェーレイン、ルノーに残留するジョリオン・パーマー、そしてフェリペ・ナッセもフォース・インディアの空席の候補に上がっていた。

 なぜ自分が選ばれたと感じるかと尋ねられてオコンは答えた。
「少ない経験しかない中、シーズンも半ばを過ぎた頃に参戦するのはとてもきつかった。多分僕の成長が決め手になったんだろう。それに2015年にフォース・インディアのテストドライバーを担当したとき、とてもうまくいったんだ」

「P2でメルセデスのすぐ後ろにいたことを覚えている。あの日は雨が降ったり、乾燥したり大変な日だった。でもテストは素晴らしく、とてもいい思い出だ。それにその頃からチームは僕を暖かく迎えてくれた」

「チームは僕を信じていて、一緒に大きな成果を上げることができると考えている。それにチームはニコの後任を務める強力なドライバーを必要としている。それは困難な仕事ではあるけれど、ベストな方法で全力を尽くすよ」

 オコンによると最終的に契約の決断を下したのは、彼の支援者でチームのエンジンサプライヤーであるメルセデスではなく、フォース・インディアであったという。

「僕にチャンスを与えてくれたのはフォース・インディアだ」と彼は語った。

「メルセデスは僕のキャリアを管理しているが、僕を必要としてくれたのはフォース・インディアだ。メルセデスはチームに対して影響力は持ってない」