共働きの夫婦が当たり前の時代、仕事と家庭の両立で悩んでいる女性は少なくないでしょう。
どちらも完璧にこなせれば良いのですが、それは難しいことです。どちらも中途半端になってしまい、余計にストレスがたまってしまうかもしれません。
そんなときには「暮らしをシンプルにする」ということを心がけてみてはいかがでしょうか。
『家事を手放してシンプルに暮らす』(Aki著、ワニブックス刊)は、1LDKで夫、子供と3人で暮らし、フルタイム勤務のAkiさんが、仕事と家事を両立しながら、すっきり心地よく日々を過ごす暮らしのヒントを紹介する一冊です。
■「床にものを置かない」というルールが「きれい」を維持する
では、Akiさんはどのように家事をシンプル化しているのでしょうか。
たとえば掃除については、掃除がラクになる部屋づくりを心掛けているそうで、そのために「床にものを置かない」というルールを設けているといいます。
また、寝室はベッドと空気洗浄機以外、何も置かない。リビングもテレビやテレビ台は置かず、コーヒーテーブルは折りたたみ式にして、必要なときだけ出して使う。
時間に余裕のある土曜日に、家じゅうの床をウエスで磨き上げるのだそう。時間にして15分。気分もすっきりし、ゆったりとした気持ちで日曜日を過ごせます。
「床にものを置かない」ことで、掃除のハードルが下がり、きれいな状態を維持しやすくなるのです。
■料理や収納の「シンプル化」もできる
また、Akiさんは食もシンプルにできるといいます。
Akiさんは調理にあまり時間が取れないときには、焼き物や煮物料理を作るといいます。
それは、料理を手放せるから。下ごしらえさえすれば、煮物ならコンロに、焼き物ならグリルに任せて、別の調理に取りかかれます。同時進行で調理が進むので、結果的に時短になるのです。
一方、“時短料理”のイメージが強い炒め物は、調理につきっきりになるので、一品しか作れません。調理もつきっきりをやめて手放せば、時間を有効利用できるのです。
ほかにも、収納のシンプル化では、散らかるものほど特等席に置くようにすることをあげています。
頻繁に届く保育園だよりやカードの明細書などは、リビングのテーブルに置きがちになってしまうもの。そして、みるみるうちにテーブルが散らかってしまいます。
そこで、視線の高さになる棚に収納スペースを設けるのです。扉を開けると目に入るので、こまめにチェックもできます。散らかるものほど、一番使いやすい場所に置くことで、テーブルは片付いていくのです。
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仕事と家事を完全に両立できたとしても、ヘトヘトで笑顔もなくなってしまっては、家庭の雰囲気も悪くなってしまいます。
Akiさんは、「家族が健康に暮らせる、手作りの食事と掃除の生き届いた部屋」「火事は手早く終わらせ、毎日笑顔で子どもと向き合う」という暮らしの理想から、シンプルな暮らしをするようになったそうです。
仕事と家事の両立に悩んでいる人は、参考になるところは多いはずです。
(新刊JP編集部)