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MotoGP:ドビジオーゾ、ドゥカティの2017年型マシンは「乗り心地が良くなっている」

2016年11月20日 03:21  AUTOSPORT web

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、2017年型マシンは「あらゆる部分で乗り心地が良くなっている」と語るアンドレア・ドビジオーゾ
ドゥカティのアンドレア・ドビジオーゾは、バレンシアテストでの2日間の走行を終え、2017年型MotoGPマシンは「あらゆる部分で乗り心地が良くなっている」と語った。

 ドゥカティは、2013年末にルイジ・ダリーニャがジェネラル・マネージャーに就任して以降、技術面全般の改善を続けてきた。そして今シーズン、ドゥカティは6年ぶりに優勝を挙げた。

 ドゥカティのデスモセディチはMotoGPで最速のストレートスピードを実現しているものの、ドビジオーゾと、元チームメイトとなったアンドレア・イアンノーネは、コーナリングに弱点があることを指摘していた。

 バレンシアで2017年仕様のマシンに乗ったドビジオーゾは、マシン全般にわたって少しずつ改善が進んだと感じているようだ。

「スピードについてはこれで良しとすべきだ。もちろん、レースの距離に対応できるための改善はまだ必要だよ」とドビジオーゾ。

「コーナリングは改善の必要がある。マシン全般の乗り心地は良くなったと思うよ。僕たちはマシンのすべての箇所で何らかの手を加えてきた。また、オーリンズの(サスペンション)製品も面白かった。エンジンのスムーズさも少し増したね」

「少しずつだけどあらゆる部分を改善し、その結果スピードが上がった」

 バレンシアテストの初日は、ホルヘ・ロレンソが3番手、ドビジオーゾが5番手のタイムを記録。2日目はドビジオーゾが3番手、ロレンソはは8番手という結果だった。

 高速で走行している状態から(コーナーで)向きを変えることが、近年ドゥカティの課題であった。一方でドビジオーゾとイアンノーネは、2016年仕様のマシンの乗り心地に問題があることも、シーズン中に話し合っていた。

「コーナリングは改善の必要ありだ。でも乗り心地は良くなったよ。多少の振動はあるけど、より安全にラップタイムを作れるようになったと感じる。コーナリングの改善は、レースでラップタイムを良くしていくための鍵だと考えている」

 また、バレンシアテストで来季禁止となるウイングを装着したマシンを使用していたことについては次のように説明している。

「シャシーの能力を最大限引き出してみるために、ウイングを付けておくと決めたんだ。来年2月まで次のテストができないから、あらゆる点を確認しておかなくてはね。これらすべての点を修正することが何より重要だったんだ」

 ドゥカティは次週、へレスでテストを行うが、ロレンソとドビジオーゾは参加せず、代わりにミケーレ・ピロが走行する。