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WRCオーストラリア:ミケルセン首位もギャップ縮小。優勝争いは三つ巴の様相

2016年11月19日 19:11  AUTOSPORT web

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アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
世界ラリー選手権(WRC)第13戦オーストラリアは19日、SS12~18が行われ、アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が総合首位をキープしたものの、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が2秒後方、ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)が12秒後方に迫っている。

 初日に総合首位に立ったミケルセンは、前の走行を終えた時点で10秒以上のリードを築く快走ぶり。しかし、午後に行われたSS16走行中にクラッチペダルが曲がってしまうトラブルに見舞われてしまう。加えて、曲がったペダルがブレーキペダルに触れる状況に陥り、ペースダウンが上がらなくなってしまう。

 SS16走行後、ミケルセンはマシン修復のため、さらにタイムをロス。この間にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)、パッドンとの総合2位争いから一歩抜け出したオジエが接近する形となった。

 そのオジエと10秒差の総合3番手には、「タイヤの摩耗がライバルよりはるかに酷かった」と語るパッドンが続いている。


「以前よりも、うまくタイヤをマネジメントできるようになってきたけれど、それでも充分ではなかったみたいだね」とパッドン。

「ただ、アンドレアス(・ミケルセン)にトラブルがでたことで、トップ争いは僅差だ。最後のステージまで諦めずに全力でアタックするよ」

 前日、総合3番手だったヌービルはトップと33.8秒差の総合4番手に後退。その後方では、ダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)とマッズ・オストベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)が1.4秒差の総合5位争いを展開している。

 初日のSS1でクラッシュし、総合16番手スタートと大きく出遅れたヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は総合11位までポジションを挽回。しかし、トップとは7分30秒以上の差だ。

 WRC2では、ランキング首位のエサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアR5)がギャップを1分近くまで広げて、WRC2タイトル獲得に王手をかけている。

 明日20日にはSS19~23の5SSが行われる。