一説によると、人はストレスなしでは生きてゆけないらしい。しかし、度を超えたストレスはあらゆる不調を呼び起こす。
先日、「2ちゃんねる」で「仕事のストレスがガチでヤバいときにありがちなこと」というスレッドが立つと、「幻聴があまりに自然なかんじで聞こえてくる」「まっすぐ歩けなくなる」といった内容が書き込まれ、まとめサイト界隈で話題になっていた。(文:みゆくらけん)
「相手の言ったこと全てが自分にとってネガティブにしか捉えられない」
身体に現れる不調では、他にもストレスあるあるの「口内炎」から
「ニキビと口臭がヤバくなる」
「下痢が止まらない」
「蕁麻疹でまくり」
「髪の毛が抜ける」
といった書き込みがあった。ストレスのせいで体に異変が起こり、その不調のせいでまたストレスが重なるといった悪循環! 女性の場合はストレス性の肌荒れから落ち込みが2倍になったり、生理が止まってしまうこともあるだろう。
また、ストレスに追い込まれると精神面がおかしくなる人も多いようだ。スレ主は、
「全ての人間が、自分を貶めることに人生賭けてるように見える」
と書いていた。恐ろしい。「周りの人間みんな敵」に見えてきてしまうなんて、薬物中毒者の精神状態に近いものを感じてしまう。ストレスによって被害妄想や猜疑心が肥大するパターンは多いようで、
「相手の言ったこと全てが自分にとってネガティブにしか捉えられない」
「幸福そうな人を見てイライラする」
といった声も上がっていた。
社会をもう少し緩めなければストレスは変わらない
そして、ストレスに追い込まれると行動面にも影響が出てくる。普段の自分とは違う人格が降りてくるようで、「評価なんてどうでも良くなって態度がおかしくなる」「コンビニで余計なデザート買う」「酒量が増える」「上司にキレる」などまだ序の口。中には、
「駅からの帰り道、思い切り笑いながらスキップする」
「一人になると急に赤ちゃんみたいに泣きわめいたりする」
などと、相当追い込まれている人も。他にも「昼休みに公園で泣く」「死にたい系の口癖が無意識に出る」「トイレの窓から地上までの距離を目で測る」といった、深刻すぎる書き込みもあったが、メンタルをやられて立ち直れなくなる前に心療内科を受診した方がいいだろう。
ある人はこう書き込む。
「帰宅途中、ずっと頭の中で『あの上司◯す!いつか絶対刺し◯したる!』とかドス黒い感情グルグル渦巻いてるときに、ふとすれ違った散歩中のワンちゃんのつぶらな瞳を見て、我に返って号泣。『何やってんだ…何やってんだ俺…』とブツブツ呟きながらまだ号泣しつつトボトボと帰宅。おとついのワイや」
この人、つぶらな瞳のワンちゃんと出会わなかったら一体どうなっていたのか。この人も無理してでも有休を使って休むとか、転職を考えた方がいい。筆者は以下の書き込みに共感しまくった。
「もうちょっと緩い社会になんねぇかなぁ。郵便物が一週間かかってもコンビニが夜中開いてなくてもいいからさぁ。ただ生きることが何でこんなに修行なのよ」
ただ生きることが修行・・・。そう感じている人は多い。度を超えたストレスは人の心を殺す。「自分なりのストレス解消法を持つべき」とはよく聞くけれど、カラオケや睡眠や猫カフェやおいしいものを食べまくるぐらいで解消できるとは……もはや思えない。
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