MotoGP：クラッチロー、関節炎の手術のため合同チームテストを欠席
2016年11月18日 20:11 AUTOSPORT web
シーズン最終戦後にバレンシアで行われた2日間のオフィシャルテストでクラッチローは両日とも6番手タイムを記録した。
彼は来週ヘレスで行われる合同チームテストに参加する予定だったが、テストには参加せず、イギリスで右手中指の手術を受けるという。
問題となっている箇所は事故によるものではなく、関節炎によるもののようだ。
「まだスキャンもしてないんだ」
「金曜日の朝にスキャンして、午後には手術してもらう。 今までは何が悪いのか知りたくなかったんだ」
「夜中には全く指を動かせないほどなんだよ」
「朝起きて1時間くらい経った後には大分よくなって、アドレナリン全開でバイクで乗っている時は全然痛みを感じないんだけど、今は痛みに耐えられないほどなんだ」
「中指はブレーキレバーを握るときに重要な指なんだ。どうなるかを見極めて、そこから進むことになる」
クラッチローが次にMotoGマシンに乗るのは1月30日からヘレスで行われるオフィシャルテストとなる。
彼は膝の手術を受ける事も視野に入れていたが、年内に父親となることもあり、延期することを選択した。
「長年のトレーニングやランニング、サイクリングのせいで両膝ともボロボロなんだよ」
「でも指の手術をやった上に両膝の手術もやったら、どうやって子どもを抱き上げろって言うんだ？」
「多分もう1年間我慢して様子を見ることになる」
「片膝に2～3個の嚢腫があって、一つは膝の内側に、もう一つはその反対側にあるんだ」
「それが順番に出てきたり引っ込んだりして、ちょっとイライラするね」
「それもすっきりさせたいんだけど、本当に時間がないんだ」
2017年仕様のホンダ製エンジンの改善は続く
クラッチローは9月にアラゴンで行われたテストでホンダの2017年仕様のエンジンを試し、今週にはバレンシアでもテストを行った。
また彼はその他にも多くのホンダ製パーツを試し、火曜日にはレプソルのオレンジ色のエンジンカバーを装着して走り込む時間帯もあった。
「レプソルチームが使っているいくつかのパーツを試したけど、彼らがずっと使い続けていたパーツばかりだったね」
「火曜日は僕たちがいつものバイクで走ってみて結構ポジティブな感触が得られたよ。（水曜日は）新しいエンジンでちょっと走ってみてから、続けざまに現行仕様のバイクでテストをしたんだ」
「いい部分と改善しなくちゃいけない部分がある。 マルク（・マルケス）とダニ（・ペドロサ）もコメントすると思うけど、僕たちはみんな同じ事を言っているみたいだ」
「もし僕たちが同じ考えを持っているとしたら、方向性としてはとてもいいことだね」
