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F3マカオGP:プラクティス2はアイロット首位。日本勢は山下3番手も苦しい展開続く

2016年11月18日 11:41  AUTOSPORT web

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今季のマカオGPで好調なカラム・アイロット(ファン・アメルスフールト)
第63回マカオグランプリは11月18日、走行2日目を迎えた。現地時間午前9時35分から行われた40分間のプラクティス2では、カラム・アイロット(ファン・アメルスフールト)が好調を維持し、ただひとり2分10秒台に入れるトップタイムをマークした。

 前日の走行初日は快晴に恵まれたマカオだが、18日は朝から曇天。気温も前日より低く、路面コンディションも1日の走行を終えて大幅に上がっていることから、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)が開始8分には早々に2分12秒台に入れると、その翌周には2分11秒台へ。上位陣は続々と2分11秒台に突入していった。

 そんななか、開始17分にはマタニティでダニエル・ティクタム(ダブルR)がクラッシュ。また、チームメイトのアレキサンダー・シムスもモーリッシュヒルでコースアウト。ただいずれも赤旗は出されないままセッションは進んでいった。

 上位陣が2分11秒台の走行を続けていくなかで、タイムを刻み続けたのは走行初日から好調で、ヨーロピアンF3ランキング6位のアイロット。2分11秒台前半から、さらに開始26分には2分10秒703というタイムをマーク。10秒台に入れたのは最終的にアイロットのみとなった。

 セッションは赤旗が出ないまま進んでいたが、残り3分ほどのポリスで、イェ・ホンリー(B-MAX Racing Team)がアウト側にマシンがスライドしてしまいクラッシュ。コース中央に停止しダブルイエローフラッグが提示されていたが、そこにチョウ・グァンユー(モトパーク)が突っ込んでしまい2台は激しくマシンを損傷してしまう。これでセッションは赤旗終了となった。

 アイロットに続き2番手につけたのは、インド人ドライバーのアージュン・マイニ(モトパーク)。3番手には、残り5分ほどでタイムを上げた山下健太(スリーボンド・ウィズ・Tスポーツ)という結果に。初日から好調ぶりをみせる山下は「まわりを驚かせたい」と語っていたが、ここまではそのとおりの結果となっている。

 一方、山下以外の初挑戦となる日本勢は苦しい展開が続いた。前述のホンリーを含め、参戦29台中25番手~29番手を日本勢が占めてしまうことに。坪井翔(TEAM TOM'S)も残り5分のリスボアでクラッシュを喫してしまっている。