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ベルリン国際映画祭金熊賞受賞、ジャファル・パナヒ監督最新作『人生タクシー』公開決定

2016年11月18日 10:02  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 Jafar Panahi Productions

 イランの名匠ジャファル・パナヒ監督最新作『人生タクシー』が、2017年4月15日に公開されることが決定。あわせてティーザービジュアルが公開された。


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 本作はアッバス・キアロスタミ監督の愛弟子にして、『白い風船』(1995年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞)、『チャドルと生きる』(2000年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞)、『オフサイド・ガールズ』(2006年ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)受賞)と、世界三大映画祭を制覇したパナヒ監督の最新作。監督自身がタクシー運転手に扮し、テヘランの街に暮らす乗客たちの人生模様をリアルに描き出す。


 イラン政府への反体制的な活動を理由に、2010年より“20年間の映画監督禁止令”を受けているパナヒ監督は、それを逆手に取って制作。2015年ベルリン国際映画祭では、審査員長のダーレン・アロノフスキー監督から「この作品は映画へのラブレターだ」と絶賛され、最高賞の金熊賞を受賞している。


 このたび公開されたティーザービジュアルは、パナヒ監督自らタクシーを運転する姿と、様々な人生を背負った乗客達のイラストが、悲喜こもごものドラマを予感させる仕上がりとなっている。(リアルサウンド編集部)