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鈴鹿、トヨタ、ホンダ、ニッサン。シーズンオフもイベント目白押し

2016年11月17日 14:01  AUTOSPORT web

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Honda THANKS DAY 2015の様子
国内ではスーパー耐久、海外ではF1やWECなどの数戦を残すのみとなった2016年のモータースポーツシーズン。先週末、スーパーGTも激闘のフィナーレを迎え、オフモードに入りつつある方も多いのではないだろうか。しかし、これから年末にかけての時期は、オフシーズンならではのイベントが控えている。その第一弾となるのが今週末、鈴鹿サーキットで開催される『サウンド・オブ・エンジン(SoE)』だ。

 今年が第2回目の開催となる同イベントは、国内外の往年の名車たちが大集結する。グループC、レジェンド・オブ・F1、WGP250 90年代など、各カテゴリーに分けられたマシンたちが展示されるだけではなく、実際に鈴鹿サーキットをデモ走行あるいはデモレースを行い、懐かしいエンジン音を響かせる。

 さらに、こういったイベントでもなかなか見ることのできない“葉巻型”で知られる1960年台のフォーミュラカーを用いたジェントルマン・レースも開催される。

 環境保全の考えから昨今のレーシングカーは、F1を筆頭にエンジンの熱効率を追求するためエキゾーストノートが小さくなる傾向にあるが、そんな現代の考え方とは無縁のモンスターマシンたちが放つサウンドは迫力満点。耳だけでなく身体全体に響くエキゾーストノートを心ゆくまでご堪能あれ。

 入場チケットは、前売り券(2日券)が大人3500円、中高生1700円、小学生800円、3歳から未就学児が600円。土曜のみ又は、日曜のみの前売り1日券は大人2500円となり、当日券(1日券)は大人4000円となる。

 SoEの翌週、27日(日)は富士スピードウェイで『TOYOTA GAZOO Racing Festival(TGRF)』が開催される。

 トヨタが誇る歴代マシンが登場するほか、現役のGTマシンやラリーカーに加え、ニュルブルクリンク24時間レースに挑戦してきたレクサスLFAなどが勢揃いする。

 なかでも注目は、国内最高峰レースのスーパーフォーミュラSF14と、先週末のスーパーGT最終戦もてぎで圧巻のトップ5独占とシリーズチャンピオン獲得を成し遂げたばかりのレクサスRC Fによる頂上バトルだ。毎年、TGRFだけで見ることができるスーパーフォーミュラとスーパーGTの混走は見逃せない。

 また、今年は富士スピードウェイの構内全域をラリーコースに見立てた特設スペシャル・ステージ(SS)を全日本ラリー選手権に参戦したラリーカーが走行するデモンストレーションも行われる。トヨタの世界ラリー選手権(WRC)復帰を楽しむためにも、まずはこのデモンストレーションでラリーの迫力を間近に体感してみては。

 そのほかトヨタファンはもちろん、モータースポーツに明るくない人やお子様にも楽しめる体験型イベントが数多く用意されているため、レース観戦をしたことがない人や、サーキットに行ったことがないという人にもお勧めのイベントだ。

 イベント入場は無料だが、四輪車は1600円、二輪車は800円の駐車券が別途必要となる。

 TGRFの翌週、12月4日(日)にはF1からフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトン、MotoGPからマルク・マルケスという憧れのチャンピオンドライバーとライダーが来場する『Honda Racing THANKS DAY 2016』がツインリンクもてぎで開催される。
 世界で活躍するホンダのレーシングマシンとともにドライバー/ライダーが揃う同イベントは、選手たちと触れ合えるだけでなく選手たちのエキシビションマッチにも注目だ。

 特に場内のカートランドエリアで行われる「Honda Racing Dream Kart Cup」は要チェックと言える。昨年行われた同イベントでは二輪ライダーも参加し、ダニ・ペドロサとマルケスがバトルを展開。レースでは佐藤琢磨が終盤までリードしていたがベルトラン・バゲットが僅差で逆転する白熱のバトルが繰り広げられた。

 ロードコースでは、新型NSXや2013年までスーパーGTで活躍したHSV-010の助手席に座り、レーシングドライバーの運転でサーキット走行を体験できる同乗体験などが行われる。

 ホンダの世界最速への挑戦を紹介するプログラム「Sound of ENGINE」では、ホンダの代名詞とも言えるF1マシンとMotoGPマシンがもてぎの空にホンダミュージックを響かせる。

 入場料金は、前売り券が大人2000円、当日券は2500円。高校生以下は、大人の同伴が条件となるがいずれも無料となる。

 4週連続オフシーズンイベントの最後を飾るのは、12月11日(日)に開催される『NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2016』だ。

 今年のニスモフェスティバルは、富士スピードウェイの開場50周年を記念し、プリンスR380など、当時とゆかりのあるレーシングカーやクラシックカーの展示といった特別なプログラムを用意している。ニッサン系ドライバーとチーム監督に加え、砂子義一氏をはじめとするレジェンドドライバーが来場。トークショーやサイン会でファンを楽しませてくれるだろう。

 コースでは、60年台の名車から90年台のCカー、グループAマシンとともに、今季限りで現役を退くGT500マシン『NISSAN GT-R NISMO GT500』、国内外で活躍するニッサンGT-RニスモGT3といった最新のレーシングマシンがデモレースを行う予定。また、もてぎでお披露目された2017年型のGT500マシン『GT-R NISMO GT500』も展示されるので、こちらも必見だ。

 そのほか、スーパーGTではお馴染みになっている『サーキットサファリ』、レーシングドライバーの運転するニスモロードカーに同乗できる『サーキットタクシー』、レーシングカーに同乗できる『レーシングカー同乗走行』などのプログラムが行われる。なお、これらプログラムへの参加には入場料(前売券 大人2000円/当日券2500円)のほかに別途チケットが必要なのでご注意を。

 上記4イベントの詳細は、それぞれの公式サイトまで。これらイベントに参加して、2016年のモータースポーツを最後まで堪能し尽くそう。

『RICHARD MILLE SUZUKA Sound of ENGINE 2016』イベント詳細はこちら

『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2016』イベント詳細はこちら

『Honda Racing THANKS DAY 2016』イベント詳細はこちら

『NISMO FESTIVAL 2016』イベント詳細はこちら