BMWで活躍した伝説のエンジニア、ポール・ロッシュが82歳で死去したことがわかった。
ロッシュは1957年から1999年までBMWに所属し、F1、ツーリングカー、スポーツカーといったレースのエンジン開発に従事し、数々の業績を挙げた。
1980年代にはターボエンジンでF1での成功を収め、83年にはブラバムのネルソン・ピケの世界タイトル獲得に貢献した。
1990年代にはV12エンジンでル・マン24時間レースを2回制覇、1995年にはマクラーレンF1、1999年にはBMW V12 LMRのエンジンを手掛けている。
その後、BMWモータースポーツのマネジングディレクターを務め、F1復帰への準備に取り組んだ後、その前年の1999年に引退した。