メキシコGPでセバスチャン・ベッテルが受けたペナルティに関し、再審査の要求が通らなかったことについて、フェラーリは控訴の意向を示していたが、最終的にはこれを断念、これ以上この件を追求しないことを決めた。
メキシコGP決勝終盤、ベッテルは4位走行中、ダニエル・リカルドからポジションを防御しようとする際、ブレーキング時にラインを変えたと判断され、レース後にタイムペナルティを受け、5位に降格された。
フェラーリは次のブラジルGPの週末にFIAに再調査を求めた。「多数の新たな要素」が出てきたとフェラーリは主張し、FIA国際スポーツ法典に基づく再調査を要求したわけだが、結局FIAはフェラーリが提示した証拠は新たな事実を示すものではないとして、再審査を行わないことを決めた。
これに対し、フェラーリは国際スポーツ法典に定められた権利を行使して控訴を行う意思を表明した。しかしその後の検討の結果、フェラーリは控訴は行わず、この件に幕引きを図ることを決めたようだ。