今週末にバーレーンで行われる世界耐久選手権(WEC)の最終戦がラストレースとなるマーク・ウエーバーは、レーシングドライバーから引退することを楽しみにしていると語った。
先月、プロドライバーからの引退を発表したウエーバーは、レッドブルF1在籍時にグランプリ通算9勝を挙げるなど活躍。その後、2014年からポルシェとともにWECに参戦し、2015年にはドライバーズチャンピオンに輝いた。
バーレーンでのラストレースを前に、ウエーバーは次のように語った。
「勝利で終えることができれば素晴らしいが、その結果に関わらずスムーズな一日を送ることができれば良いと思っているよ。非常に長かったキャリアを振り返ると、とても誇りに思う」
「僕はもう一度だけクルマから降り、ヘルメットとバラクラバを脱ぎ、イヤープラグを外す。この動作も最後になるね。それはとても違和感を覚えると思う。でも、今後これをしなくていいと思うと楽しみでもあるんだ」
「現役引退の“そのとき”を迎える最後の週末に向け、覚悟はできているよ。バーレーン戦は私にとって普通のレースにはなりえない。とても感情的になるだろうね」
「これが最後の真剣勝負になることをわかったうえで、ここバーレーンにやって来た。僕は“その瞬間”が訪れる週末を楽しみにしている」
「僕のラストランを見るために世界中から、特にオーストラリアとヨーロッパからたくさんの友人が来てくれているんだ」
キャリアとしての最終戦となる今年のレースで、どんな走りを見せてくれるのか注目だ。