バレンティーノ・ロッシは、2017年のMotoGPタイトル争いに、ヤマハからドゥカティへ移籍するホルヘ・ロレンソを考慮しないなら「相当ばかげている」と語った。
ロッシは、バレンシアでアンドレア・イアンノーネと激しい3位争いを繰り広げた。このバトルをイアンノーネが勝ち取ったことは、ドゥカティが進捗を遂げている証となった。
「ここバレンシアでは、アラゴンのように終盤でホンダの方が僕らより強いと予想している。なぜなら、リアタイヤのストレスを軽減しているからだ」とロッシ。
「だけど、終盤のレースでは、ドゥカティもタイヤを上手く使っている。特にフロントタイヤをね。フロントのストレスを軽減している」
「ドゥカティは、また違ったマシンだ。ヤマハと比べていくつか弱点があるが、直線ではすごく速い。ドゥカティのロレンソをチャンピオンシップ争いから省くのは、相当ばかなことだって、僕は100パーセント確信しているよ。なぜなら、彼はすごく競争力があるからだ」
ロッシは、現ゼネラル・マネージャーのルイジ・ダリーニャがドゥカティに就任する前の2011年と2012年、2年連続で未勝利のシーズンを経験した。それでも、ロッシは、ロレンソはドゥカティのメンバーと問題なくやれるだろうと感じているという。
「彼は居心地よく感じると思う。僕がドゥカティでレースに出ていたときは、一緒に働いていたすべてのスタッフたちと、上手くいっていたよ」
「残念ながら、(ドゥカティでは)マシンを改良出来なかったし、望んだ結果にはたどり着けなかった。だけど、それ以外はよかった」
「ヤマハのチームの雰囲気がとっても良いのも事実なんだ。すごく打ち解けていて、僕らはいつも理にかなったやりかたで作業している。また、ヤマハは常にライダーを一番に考えてくれるし、すべての小さな問題も解決しようとしてくれた」
「だけど、ロレンソはドゥカティでも大丈夫だと思う」