インディカー・シリーズに参戦するAJフォイト・エンタープラゼスは、2017年シーズンのドライバーラインアップを正式発表し、コナー・デイリーとカルロス・ムニョスがドライバーを務めることとなった。
昨年は佐藤琢磨とジャック・ホークスワースを起用し参戦していたAJフォイト。シーズン終了後に、ホンダからシボレーへのスイッチが浮上し、ドライバーラインアップも一新されると噂されていた。
今回、デイリーとムニョスという期待の若手ドライバーの起用が発表され、ムニョスが14号車、デイリーは41号車ではなく4号車で参戦する。2台ともに引き続きABCサプライがスポンサードすることも発表された。
1月に82歳の誕生日を迎えるアメリカン・モータースポーツのレジェンド、AJ・フォイトは、「両ドライバーとも非常に若く、彼らの未来を期待している。その未来の一部になることを楽しみにしている」とコメント。
デイリーがドライブする4号車は、新たにインディアナポリスに作られたショップを拠点とし、14号車は引き続きテキサス州ウォーラーのショップが拠点となる。
「2017年シーズンにAJフォイト・レーシングで戦うことに興奮している。アメリカ人として赤と白と青のABCサプライのマシンをドライブすることは特別なことだよ。インディカーキャリアを築き上げていくうえで絶好の機会になるよ」とデイリー。
アンドレッティ・オートスポートから移籍となるムニョスは、「僕のプロキャリアの新たな章に本当に興奮しているんだ。とても歴史があり、ラリーやAJと一緒に働いて14号車をドライブすることを楽しみにしているよ。目標のひとつはインディ500制覇だ。彼らが勝つことを望んでいることをわかっているし、一緒にそれを叶えたいね」
「2017年は新しい人材が加入しAJフォイト・レーシングはすべて新しいパッケージになる。常に競争力を維持するため熱心に取り組んでいるよ。開幕が待ちきれないね」と2017年の期待を述べた。
チーム代表のラリー・フォイトは、「我々が成長するにつれ、多くの変化があり、チームとして弱点を強化し続けている。トップから後ろまでコンペティティブなインディカーは今までに記憶がない。シーズンが始まる前の目標を達成するために、この冬は寝る暇もなく働かないといけない」
「短期間で大きな変更があったが、チーム全体がコミットし同じ方向に向かっているよ」とコメント。
2013年から4年間AJフォイトで戦った佐藤琢磨は、アンドレッティ・オートスポートと契約を進めていると報道されているが、16日現在で公式な発表はまだされていない。