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発酵食品をスタイリッシュに楽しめる「コウジアンドコー」1号店が新宿高島屋にオープン

2016年11月15日 15:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「カスタムグリーンサラダ」(手前) Image by: FASHIONSNAP
高島屋と貝印による合弁会社フードアンドパートナーズが11月16日、発酵食品に特化したブランド「コウジアンドコー(Kouji&ko)」の1号店となる「発酵デリカテッセン カフェテリア コウジアンドコー」を新宿高島屋8階に出店する。日本の食文化で受け継がれてきた発酵食品を現代のライフスタイルに落とし込んだ新しいスタイルを提案。カスタムできるサラダやタルトといったメニューをそろえ、発酵食品を味覚だけではなく視覚でも楽しめる場として展開する。

「コウジアンドコー」1号店がオープンの画像を拡大

 運営会社のフードアンドパートナーズは2015年5月に設立。「日本の食を世界に発信する」というミッションを掲げ、免疫力に優れた食品として世界的に注目を集めている発酵食品を核に「コウジアンドコー」の開発に至ったという。発酵食品は1000年の歴史を持つことから「古典」や「和食」といったイメージが強かったが、同ブランドでは発酵学者の小泉武夫と、丸の内にあった「リストランテ・ヒロ チェントロ」の料理長を務めていた大島今日シェフを迎え、既存のイメージにとらわれないメニューを開発した。「目で見ても、食べても、おいしい感動」という思いを込めた「ヌーベル ハッコー(Nouvelle Hakkou)」のコンセプトに基づき、グリーンサラダをベースに在来種の野菜や発酵ドレッシング、トッピングを選べる「カスタムグリーンサラダ」(Sサイズ:972円/Mサイズ:1,188円)と、小舟のようなタルトに惣菜を乗せた「ディシュデリ」(378円~702円)をメインメニューとして提案。大島シェフは「食物繊維と発酵食品という理想的な組み合わせ。動物性食品を使っていないため、ベジタリアンも楽しめると思います」とコメントしている。メインメニューのほか、デザートやドリンクにも発酵食品を取り入れた。
 出店までの構想にかかった期間は約1年。店舗開発においてはタナカサトルをデザイナーに起用し、店内をスタイリッシュな空間に仕上げた。店内にはイートインスペースのほか、メニューに使用するドレッシングやキッチングッズなどを販売する物販スペースも設けている。
 出店フロアの8階は現在、婦人服や紳士服売場となっているが、新宿高島屋では今後スポーツ関連商品を取り入れ、「コウジアンドコー」とあわせて健康的なライフスタイルを提案するスペース「ウェルビーイング」を来春にかけて順次展開。従来の顧客に加えて、若者を取り込んでいきたい考えだ。今後は高島屋グループの店舗だけではなく、他の商業施設や路面店の出店も検討しており、アジア圏進出も視野に入れているという。事業の目標売上は数年後までに10億円を掲げている。
■発酵デリカテッセン カフェテリア コウジアンドコー(Kouji&ko)所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿高島屋8階営業時間:平日・日曜 10:00~20:00     金・土曜日 10:00~20:30     ※ラストオーダー閉店の30分前定休日:新宿高島屋に準ずる
公式サイト