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ホンダ・チーム・アジア MotoGP第18戦バレンシアGP決勝日レポート

2016年11月14日 19:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

尾野弘樹
バレンシアGP決勝で尾野が21位
パウイは25位でチェッカー

Rd18 マレーシアGP/バレンシアサーキット: 2016年11月13日(日)
コンディション: ドライ
気温: 21℃
路面: 22℃

 現地時間午前11時(日本時間午後7時)にスタートしたバレンシアGPのMoto3クラス決勝で、Honda Team Asiaの尾野弘樹が21位のチェッカーフラッグを受けた。チームメイトのカイルール・イダム・パウイは25位でゴールした。

 午前8時40分から行われた20分間のウォームアップで、両選手は決勝を想定したマシンの最終確認を行い、パウイは14番手、尾野は23番手タイム。

 24周の決勝レースで、尾野はフロントの切れこみに苦しみながらもマシンを全力でコントロールし、チェッカーフラッグを目指して粘りの走りで戦い抜いた。

 パウイは、周回を重ねるにつれてトップグループと遜色ないラップタイムで走行した。前方との大きな差を埋めることは難しい状態だったが、最後まで諦めずに走りきってゴールラインを通過した。

尾野弘樹(21st)
「レース序盤からフロントが切れこんでペースを上げることができず、それが今日の敗因になってしまった。今シーズンは苦しいレースも多かったが、日本GPや今回の予選では良いパフォーマンスも発揮できた。苦しいシーズンだったからこそ、学べたこともたくさんあったと思う。今年の経験を糧として、来年はさらに力強い走りをしたい」

カイルール・イダム・パウイ(25th)
「レース途中からトップグループと同じようなペースで走ることができたが、すでに大きな差が開いていたのでそのギャップを埋めることはできなかった。今年は自分にとって何もかもが初体験だったが、たくさんのことを勉強できた一年になった。来年は、さらに高みを目指して挑戦を続けたい」

岡田忠之-チーム監督
「尾野はレース序盤からフロントのフィーリングに苦しみ、中盤以降はリアのグリップも低下してきてさらに厳しい展開になってしまった。パウイは旋回性に課題を抱えていたようで、集団の中に揉まれるとそこから抜け出せない状態だった。そんな状態でも、両選手ともがんばって最後まで懸命に走り抜いてくれたのはよかったと思う。

 今年はMoto3クラスのチーム結成初年度だったが、パウイは二回の優勝を達成し、尾野も何度も速さを発揮してくれた。今年の経験や反省を踏まえて、来年こそ、我々を支え応援してくださるファンの皆様やスポンサー各位の期待に応えるために、安定して上位を狙える組織づくりを進めたい」