2016年F1ブラジルGP決勝で、マノーのパスカル・ウェーレインは15位、リオ・ハリアントは12位だった。
■マノー・レーシングMRT
パスカル・ウェーレイン 決勝=15位
ひどいコンディションだったよ。レースの全体を通じてね。雨が少しくらい弱まっても、とにかくコース上の水の量が多かったんだ。あの状況でエクストリームウエットからインターにスイッチするのは、誰にとっても大きなギャンブルだった。一時的にインターの方が速いコンディションに近づくことはあっても、これなら完全にインターという状態にはならなかった。エクストリームウエットでもアクアプレーニングが起きていて、勇気を出してインターにスイッチしてもいいけど、その場合には結局クラッシュに終わって、すべてが台無しになるリスクがあったんだ。
それに加えて、視界もかなり悪かった。ひどく神経の擦り減るレースだったし、もうしばらくはこんなコンディションを経験したくないね。まあ、こういう結果(コンストラクターズ選手権でザウバーに逆転される)に終わったけど、これからもハードワークとプッシュを続けるしかない。今日のレースを見てもわかるように、まだ何が起きても不思議はないんだ。さすがにアブダビで雨が降ることはなさそうだけど、レースは水物と言うくらいだから、最後まで戦い続けるつもりだ。
エステバン・オコン 決勝=12位
僕自身、とても残念だし、チームのみんなに申し訳ないと思っている。本当に難しいコンディションになり、レースを続行すべきだったかどうかについては僕自身の考えもあるけど、それはまた別の話だ。レースができるコンディションだと宣言されれば、僕らはとにかくドライブして、ベストを尽くすだけだからね。レース中にはゾッとするような瞬間も何度かあった。キミ(・ライコネン)のクラッシュに、すばやく反応できたのは本当にラッキーだったよ。
言うまでもなく、僕は全力でプッシュしていた。実際のところ、スタートからフィニッシュまでずっとだ。2回目の赤旗の後、僕がフェリペ(・ナッセ)を追いかけて、何とか抜くしかないことはわかっていた。彼がポイント圏外まで順位を下げる可能性は、もうあまりなさそうだったからね。けれども、レースの展開は僕らではなく、彼に味方した。僕もできる限りのことはやったけど、背後から速いクルマが迫ってきて、結局は次から次へと抜かれてしまった。
今日のレースについては、残念に思う理由がたくさんあって、ひとつだけ選び出すことはできない。ただ、間違いなく言えるのは、何とかしてF1での僕の初ポイントを獲りたかった、ということだ。