2016年F1ブラジルGP決勝で、ザウバーのマーカス・エリクソンはリタイア、フェリペ・ナッセは9位を獲得、チームにとって今季初入賞を果たした。これによりザウバーはコンストラクターズ選手権最下位から脱出、10位に上がった。
■ザウバーF1チーム
マーカス・エリクソン 決勝=リタイア
今日のウエットレースは僕にとってかなり期待外れの結果に終わった。コンディションは本当に厳しかった。スタート・フィニッシュラインに向かう上り坂のところでコントロールを失った。水たまりにのり、マシンが完全に制御不能になった。すごくがっかりしている。
でもフェリペがとてもいい仕事をして貴重な2ポイントを稼いだ。チーム全員にとって素晴らしいことだ。
僕は次のアブダビでのシーズン最終戦で挽回するつもりだよ。
フェリペ・ナッセ 決勝=9位
今、僕がどれだけうれしいと思っているか、言葉に表せないよ。今日の天気予報を見た時から、チャンスはあると思っていた。実際チャンスが訪れ、それをつかむ準備もできていた。
今日の僕らはとてもいい仕事をした。チームは路面コンディションについて貴重な情報を絶えず知らせてくれ、僕は彼らにフィードバックをした。
厳しいレースで、路面コンディションがところどころですごく難しかった。でも走りきった時、チェッカーフラッグを受けた僕にグランドスタンドのファンが声援を送ってくれるのを見て、最高の気分になった。この貴重な2ポイントを母国で獲得できるなんて、これ以上うれしいことはない。故郷のブラジルで過ごす日曜日としてこれ以上のものは望みようがないよ。
僕らにとっては勝利のようなものだ。マシンは乗りづらく、(純粋な)パフォーマンスを考えると入賞するのは不可能だったろう。でもこういうコンディションになったことでチャンスが訪れた。厳しい一年を送ってきただけに、この2ポイントの持つ意味は大きい。
(10位のフェルナンド・)アロンソがすごい勢いで近づいてきていた。あと2周長かったら彼に抜かれていただろう。