2016年F1ブラジルGP決勝で、ルノーのケビン・マグヌッセンは14位、ジョリオン・パーマーはリタイアだった。
■ルノー・スポール・フォーミュラ1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=14位
本当に厳しいコンディションだった。特にターン12だ。ドライの時と違って本物のコーナーになっていた。アクアプレーニングが起きて、それがなくても限界ぎりぎりだった。
それでも今日はもう少しちゃんと走りたかった。もちろんクラッシュの後には赤旗を出すべきだし、安全がすべてに優先されるべきだけど、それは別として、僕らはウエットで走ることに慎重になりすぎていたと感じる。結局のところ、きちんと周回できるようにペースを落として走るのは僕らドライバーの仕事なんだ。僕らはコンディションに合わせて走り、限界を超えてはならない。ドライコンディションの時と何も変わらない。
ジョリオン・パーマー 決勝=リタイア
決勝のコンディションは本当に難しかった。ついてないことに、(ダニール・)クビアトと接触してリタイアしなければならなかった。
あの時にはフルウエットタイヤを履いていてグリップがあり、前を走るインターミディエイト勢より速かった。いくつかポジションを上げたいと思っていたけど、視界があまりにも悪くて自分のステアリングまでしか見えないほどだった。コーナーも見えなかった。ピットウォールがあることや、ピットレーンの場所は知っている。でも見えないんだ。そういう状況で、前にいたクビアトが遅くて彼にヒットした。
1周まるまる視界がすごく悪いというわけじゃなかったけど、何カ所かアクアプレーニングを起こす場所があった。上り坂の上ではトラクションがなくて、自分の前に誰かいるのかどうか分からなかった。自分が進む先の、水たまりや川になっているところを推測しなければならなかった。ものすごく厳しい状況だったよ。