2016年F1ブラジルGP決勝は悪天候でアクシデントが相次ぎ、セーフティカーと赤旗をはさみながら長時間かけて71周が行われた。マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10位、ジェンソン・バトンは16位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
マクラーレン・ホンダにとって今回のレースはほとんどの面において忘れてしまいたいレースになった。F1というスポーツにとっては、今後のウエットレースでのショー的要素を改善するため、今日のレースから学べることがあるだろう。
残念ながら我々のチームのドライバーはふたりともチャンスをつかむことができなかった。フェルナンドはレースの大部分で果敢にトップ10内を走行していたが、56周目にターン13でスピンを喫して最後尾までポジションを落とした。しかし15周の間に7台を抜いて10位まで挽回したのは素晴らしい。彼の速さ、勇気、決意の強さが表れていた。
ジェンソンは昨日からハンドリングのバランスの悪さに苦しんでおり、その問題から抜け出すことができず、トリッキーなコンディションにおいてリヤのグリップをなかなか見いだせなかった。何がよくなかったのかをこの後、調査する。