ハースF1のロマン・グロージャンが、ウエットコンディションとなったブラジルGP決勝スタート前のラップでクラッシュ、7番グリッドを確保していたにもかかわらず出走できなくなった。
ブラジルGP決勝はスタート前から激しい雨に見舞われており、グロージャンはピットからグリッドに向かう間、最終コーナーからの立ち上がりでコントロールを失いバリアにヒット、左フロントサスペンションに大きなダメージを負った。
グロージャンはすぐにメディカルセンターを訪れ、幸いけががないことが分かったが、決勝に参加することはできなくなった。
前日の予選でグロージャンは自身も予想外という7位を獲得。これは今季F1にデビューしたチームにとってベストリザルトだった。
グロージャンは「24時間の間にヒーローからゼロに落ちてしまった」と語ったとF1iが伝えた。
「チームと皆に対して本当に申し訳ない気持ちだ。坂を上っているところで、全開だったわけじゃない。でもひどいホイールスピンが起きて、スピンしてしまった。全くコントロールできなかった」
決勝はスタートがディレイされた後、天候やクラッシュなどによるセーフティカーや赤旗をはさみながらも、最終的には71周を終え、16台が完走、ルイス・ハミルトンが優勝を飾った。