トップへ

MotoGPバレンシアGP決勝:ロレンソがヤマハでのラストレースを勝利で飾る

2016年11月14日 00:41  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

MotoGPバレンシアGP決勝:ロレンソがヤマハでのラストレースを勝利で飾る
MotoGP第18戦(最終戦)バレンシアGP、MotoGPクラスは、スペインのバレンシア、リカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝は気温22度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。ポールポジションから好スタートでトップに立ったロレンソは、トップを独走。レース中盤には2番手以下に4秒以上のリードを取り、終盤には追い上げてきたマルク・マルケス(ホンダ)にリードを縮められたものの、危なげない走りでヤマハでのラストレースを完全勝利で飾った。

 2番手争いは、序盤からアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が接戦を展開。この中からドビジオーゾが遅れ、イアンノーネとロッシが激しくポジションを争う。何度か順位を入れ替えた戦いを後方で見守っていたマルケスは残り10周となったところでスパート。19周目にロッシを交わして3番手に浮上すると、20周目にはイアンノーネを交わして2番手に浮上。終盤はトップのロレンソとの差を周回ごとに縮め、1秒185差まで追い詰めたが、届かず2位となった。

 ロッシとイアンノーネのバトルは中盤まではロッシが優勢だったが、マルケスが先行したあたりからイアンノーネが優勢となり、そのままイアンノーネが3位表彰台を獲得。4位にロッシ、5位にビニャーレスの順で続いた。

 2番手争いから脱落したドビジオーゾは終盤には後方のポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)、アレイシ・エスパルガロ(スズキ)、ブラドリー・スミス(ヤマハ)に追いつかれ、ポル・エスパルガロがドビジオーゾを交わして6位に入賞。ドビジオーゾが7位、アレイシ・エスパルガロが8位、スミスが9位に入賞した。

 アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が10位入賞。11位にエクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)、12位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、13位にステファン・ブラドル(アプリリア)、14位にスコット・レディング(ドゥカティ)、15位にジャック・ミラー(マークVDS)が入賞。ユージン・ラバティ(アスパー・チーム)が16位、ティト・ラバット(マークVDS)が17位、ロリス・バズ(アビンティアレーシング)が18位でチェッカーを受けた。

 カル・クラッチロウ(LCRホンダ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、ヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)は転倒リタイア。KTMのMotoGPクラスデビューを担当したミカ・カーリョ(KTM)は19周を走りピットに戻ってリタイアとなった。

 優勝したロレンソはランキング3位を確定。コンストラクタータイトルをホンダが獲得し、チームタイトルはロレンソとロッシが所属するモビスター・ヤマハMotoGPが獲得した。