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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア MotoGP第18戦バレンシアGP予選日レポート

2016年11月13日 11:01  AUTOSPORT web

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中上貴晶
バレンシアGP予選で中上は3列目スタート
ウィライローは9列目から決勝に臨む

Rd18 バレンシアGP/バレンシアサーキット: 2016年11月12日(土)
コンディション:ドライ
気温:21℃
路面:26℃

 第18戦バレンシアGPのMoto2クラス予選で、 IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は9番手タイムの1分35秒365を記録。27周で争われる明日の決勝レースは、3列目9番グリッドから臨む。

 今日のバレンシアサーキットは昨日と同様のコンディションになり、中上とチームは決勝を見据えたマシンの改善を進めていった。午前のFP3では戦闘力を高めるためにセットアップの改善を試み、午後の予選ではセッション終了直前にタイムアタックでポールポジションから0.486秒差のタイムを記録した。

 チームメイトのラタパー・ウィライローは、午前の走行で安定感のある走りを見せながら、昨日のタイムを更新して、セッション20番手につけた。午後の予選では1分36秒045のタイムで、決勝レースは9列目からのスタート。明日はポイント獲得を目標に、シーズン最終決戦に挑む。

 日曜のスケジュールは午前9時10分(日本時間5時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、決勝レースは午後12時20分にスタートする。

中上貴晶(9th,1’35.365,+0.486)
「昨日から今日にかけて施した変更は良い方向に進んでいるが、決勝レースで上位を争うためには、二次旋回でのフロントのフィーリングをさらに改善しなければならない。アベレージタイムをあと0.2秒上げることができれば、決勝レースで良い戦いをできると思う。明日のウォームアップでさらにセットアップを煮詰めて、今シーズン最後の戦いに備えたい」



ラタパー・ウィライロー(25th,1’36.045,+1.166)
「レースペースは、午後の予選でかなり安定して走れるようになった。1分36秒台で安定して走れれば、トップ15圏内を争えると思う。27周のレースは長いので、うまくレースを組み立てて、安定したリズムとペースで最後まで走りきってポイントを獲得し、いつもがんばってくれるチームの努力に報いたい」



岡田忠之-チーム監督
「中上は、旋回性でまだ少し課題を抱えているが、セットアップであともう少し煮詰めることができれば一気に本来の力強い走りを発揮できるようになるだろう。3列目に並ぶことができたので、いつものようにスタートを上手く決めて序盤にポジションアップをできれば、良いレースをしてくれるだろう。ラタパーは、予選でタイムを上げて自己ベストを更新したが、周りも上げてきたので25番手スタートになってしまった。とはいえ、タイム差は小さいので、今シーズン締めくくりのレースをポイント獲得を目指して全力で戦ってほしい」