尾野弘樹 尾野はフロントロー3番グリッドを獲得
パウイは9列目から決勝に臨む
Rd18バレンシアGP/バレンシアサーキット:2016年11月12日(土)
コンディション:ドライ
気温:17℃
路面:22℃
土曜午後12時35分(日本時間午後8時35分)から40分間で争われた第18戦バレンシアGPのMoto3クラス予選で、Honda Team Asiaの尾野弘樹は、1分39秒383のタイムを記録した。明日の決勝レースは、フロントロー3番グリッドからスタートする。チームメイトのカイルール・イダム・パウイは9列目25番グリッド。ベストタイムは1分40秒163だった。
午前のFP3で、尾野とパウイの両選手は、昨日からさらにマシンセットアップとフィーリングを向上させることに集中して取り組んだ。その成果を上積みした午後の予選で、尾野はセッションの組み立てを上手く進めて最終ラップにベストタイムを記録。パウイも、タイムアタックでポールポジションから0.9秒差に迫った。両名とも、明日朝のウォームアップで最終確認を行い、シーズン最終決戦に備える。
20分間のウォームアップセッションは、明日の現地時間午前8時40分から実施。24周の決勝レースは、午前11時にスタートする。
尾野弘樹(3rd,1’39.383,+0.122)
「最後にタイムを出したときシングルポジションに入った手応えはあったが、3番手とは思っていなかった。コースサイドのモニターで確認して、自分の名前が高いところにあったので、フロントローだとわかった。予選までしっかりとセットアップを進めてきた成果を発揮できた。午前のFP3でも、レースを想定したロングランで良いアベレージタイムを刻めている。明日は、表彰台を目指して戦いたい」
カイルール・イダム・パウイ(25th,1’40.163,+0.902)
「昨日に抱えていた低速コーナーの課題は、午後には解決した。予選の最後の周回で攻めるつもりだったが、フロントの挙動に限界を感じたので、それ以上の無理をしなかった。明日のウォームアップで、この部分を改善したい。トップからわずか0.9秒差だが9列目スタートなので、明日はできる限りたくさんの選手を抜いて、がんばってポイント圏内に入りたい」
岡田忠之-チーム監督
「尾野の走りは、コースサイドで観察していても安定してスムーズだった。最後のタイムアタックでも良い走りをできて、フロントローを獲得できた。尾野の頑張りに報いて明日のレースで表彰台を獲得するためにも、我々チームは全力で彼をサポートしたい。Moto3の決勝レースはいつも厳しい展開になるが、表彰台を目指して戦ってくれるだろう。パウイは、午後になって上昇した路面温度にセットアップで対応しきれず、このグリッドになってしまった。明日朝のウォームアップで、決勝レースに向けたセットアップをさらに進めたい」