9日に行われた米大統領選の結果を受け、「安全ピン」を服につけて意思表示する動きが広がっている。
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ドナルド・トランプが大統領選で勝利してから全米各地でヘイトクライムが急増していることを受け、一部の市民が移民や有色人種、LGBTなどのマイノリティの人々に向けて自分が「安全な存在」という意思表示をするシンボルとして「安全ピン」を身につけるムーブメントに発展。安全ピンの使用については、今年6月にイギリスのEU離脱が決定した後、移民や難民、有色人種などに向けた差別的な言動が増加する中、目に見える形でマイノリティグループに対する支援を意思表明するアクションとして広がったことに由来する。SNS上では「#safetypin」のハッシュタグとともに安全ピンを身につけた写真を投稿する動きが相次ぎ、著名人では「スタートレック」や「X-メン」シリーズで知られる英国人俳優のパトリック・スチュワート(Patrick Stewart)が自身のツイッターに写真を投稿し、ツイッターとインスタグラム合わせて5万を超える「いいね」がついている。