マクラーレン・グループのチェアマンでありCEOのロン・デニスが、早ければ来週にもその座を奪われる可能性があると英AUTOSPORTが伝えた。
1980年からマクラーレンF1チームにかかわってきたデニスだが、今年末までの現職の契約を更新しない旨、役員会から通達されたと10月に報じられた。
これによりデニスは中国のコンソーシアムの協力の下、最後の手段として自身が支配株主になるべく株式買収を行おうとしたという。デニスはマクラーレン・グループの株式25パーセントを所有、バーレーンのマムタラカト社が50パーセント、マンスール・オジェが25パーセントをそれぞれ所有している。
英AUTOSPORTによると、マムタラカト社とオジェはデニスの買収の動きに対抗して、彼を現職から外すことにしたという。
デニスは自分の契約が切れるまでの間“ガーデニング”休暇を取らされることに関して禁止命令を出すよう高等法院に求めたが、裁判所はこの手続きを却下したと、Sky Newsは伝えている。
英AUTOSPORTの取材に対し、マクラーレンはノーコメントを貫いたということだ。