Moto2 レポート Moto2クラスは、初日から激しい戦いとなりました。トップタイムをマークしたのは、シーズン終盤に入って調子を上げているフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、念願の初優勝に向けて好スタートを切りました。2番手は総合2位のトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)で、午後のセッションではタイムを更新できませんでしたが、今季5勝目に向けていいスタートを切りました。
午前中のセッションにおいて、エンジンの水漏れで転倒を喫し、11番手と出遅れた中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が、3番手に浮上しました。土曜日の予選では、シーズン終盤戦に入って何度もバトルを繰り広げてきたモルビデリ、そしてルティとのポールポジション争いが期待されます。
以下、シモーネ・コルシ(Speed Up Racing)が4番手、ジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)が5番手、前戦マレーシアGPで2年連続チャンピオンに輝いたヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が6番手と続きました。
初日はトップタイムをマークしたモルビデリから、1秒差以内に19台という大接戦。総合3位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)は、16番手と出遅れましたが、2日目のフリー走行と予選でポジションを上げようと意気込んでいます。
Moto3 レポート Moto3クラスは、トップから1秒差に26台という、今季最も激しい戦いとなりました。トップタイムをマークしたのは、第16戦オーストラリアGPでケガをして、前戦マレーシアGPを欠場したエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)で、完全復活をアピールしました。バスティアニーニは、午前中のセッションで転倒を喫しましたが、午後のセッションでは一気にタイムを上げることに成功しました。
以下、大接戦の中でHonda勢は、ホームグランプリで今季3勝目を狙うホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が6番手、ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が9番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が11番手。リビオ・ロイ(RW Racing GP BV)が21番手、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙うファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)が22番手、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が23番手と続きます。前戦マレーシアGPの予選で転倒し、決勝をキャンセルした尾野弘樹(Honda Team Asia)は25番手で、トップから1秒差で初日を終えました。