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エディット・ピアフ「水に流して」が鳴り響く『ホドロフスキーの虹泥棒』特別映像公開

2016年11月12日 09:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)1990 Rink Anstalt (c)1997 Pueblo Film Licensing Ltd

 本日より公開となる、26年前に制作されたアレハンドロ・ホドロフスキー監督の幻の1本『ホドロフスキーの虹泥棒』の特別映像が公開された。


参考:動画はこちらから


 本作は、ホドロフスキー監督自らが再編集を施しデジタル化したもの。自分の飼い犬にしか興味がない風変わりな大富豪・ルドルフ(クリストファー・リー)の遺産をめぐり、甥のメレアーグラ(ピーター・オトゥール)やコソ泥のディマ(オマー・シャリーフ)の数奇な運命を描く。


 今は亡き、アカデミー賞名誉賞受賞ピーター・オトゥール、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞オマー・シャリーフ、そしてドラキュラ伯爵役、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズへの出演も記憶に新しいクリストファー・リーたちの生前の姿が鮮やかに蘇った。


 このたび公開された特別映像は、コソ泥のディマが移動遊園地から盗んだ蓄音機を住処にしている地下水路に持ち込み、レコードを聴いているシーン。ディマがご機嫌なダンスを踊りながら聞いているのは、エディット・ピアフの「水に流して」。(原題は Non, je ne regrette rien、意味は「私は決して後悔しない」)この曲はディマとメレアーグラのその後の数奇な運命を暗示している。(リアルサウンド編集部)