2016年F1ブラジルGPの金曜プラクティスで、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは14位/11位、ジェンソン・バトンは13位/10位だった。FP2でふたりともトラブルに見舞われ、走行を切り上げなければならず、予定したプログラムは完了できなかった。
アロンソは、エンジニアがERSの水圧に関連するデータ読み取りに異常を発見、コース脇でマシンを止めた。一方、バトンのマシンにはエキゾーストエリアに温度の上昇が見られた。どちらの問題に関しても原因は調査中だとマクラーレン・ホンダF1チームは述べている。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
2台が続けて走行を中断することになり、苛立ちを感じた。それによってFP2終盤に予定していたロングランプランを完了させることができなかったのだ。
実際的な見方をすれば、こういった問題は予選や決勝で起こるよりはフリープラクティスで起きた方がましだ。明日のセッションが始まるまでに問題を素早く解決できると信じている。
それに明日以降は雨が降り複雑な天候になるという予報も出ている。そうなれば今日走行時間を失ったことは日曜の決勝結果に大きな影響をおよぼさないかもしれない。
ポジティブな面を挙げると、午前中に広範囲にわたるテストプログラムを完了し、多数の相関関係の実験やテストアイテムの評価作業を行った。これらすべての作業が来年のマシンに対する理解と知識という面で役立つことになるはずだ。
明日のFP3でやるべき仕事が多少増えたが、それでも今週末はポジティブなスタートを切ったと思う。